鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

演出力の勝利・『トゥーランドット』

2008-04-27 02:01:53 | Weblog
午後から、雨の降りだした寒い連休初日。
リニューアルされた赤坂ACTシアターへ『トゥーランドット』を観に行きました。

この劇場周辺が、全く変わり果てていたのには、驚きましたね。
以前、TBSの前にあったウルトラマンの像は、何処いったのかしらん・・・。昔は、地下鉄赤坂駅から、もっと階段をのぼったよな・・・なんて思いながら・・・(何時のハナシだ・・・以前訪れたのは、たしか、6年前だったと思いますが・・・劇団☆新感線の『七芒星』を見に行って以来だもんな・・・)。

新しくなった劇場の2階席からの観劇となりましたが、やっぱFB-9(双眼鏡)のチカラは、凄い・・・。
以前より、高級感があって、なかなか雰囲気のある劇場ですが、座席がちょっと狭いカンジでした。
ワタシ、縦も横も標準より、小さめなんですが、それでも、狭く感じるくらい・・・。
今回となりが空席だったんで、余裕がありましたけどね・・・あともう少し、前の席との段差がほしいところでした・・・前のヒトの頭が邪魔・・・。

さて、今回の『トゥーランドット』。
スポンサーの資金力にモノを言わせた豪華な舞台となっていたようです。

高さでは、宝塚の大階段を思わせる高い構造での舞台展開・・・。1階席のお客さんは、3時間舞台を見上げて首が疲れたんではないかと思います。
ほぼ、2階席と同じくらいの高さがありましたからね。
今回の舞台は、2階席からの方が、全体を見るには、観やすかったんではないかと・・・。
階段も上から10段目以下(全部で、23段くらいあったようですが・・・)は、タンスの抽斗のように収納できる仕組みになっているようで、舞台空間を広く使えるように工夫されていたようですし、ワダエミさんの衣装も豪華・・・。コバルトブルーの綺麗な衣装の貴族たち・・・。沖縄の紅型染めを連想させるようなカラフルな民衆の衣装・・・。

スピード感のある演出で、飽きさせない展開。
・・・宮本亜門さんの演出力の勝利でしたね。

オーケストラも入って、何と指揮者があの西本智実さんでしたね。
なんて、豪華なの!!!
西本さんだけで、お客さん呼べるのに・・・。
ホントに西本さんは、カッコイイ・・・。女性だけど、凛々しい・・・。お綺麗・・・。

主役のトゥーランドット姫役のアーメイさん・・・台湾の方だそうで、歌唱力は凄いですね・・・ただ、残念だったのは、セリフのアクセントが、やはり、外国の方のお話になる日本語だったこと・・・。
セリフまわしの綺麗な中村獅童さんが相手では、どうしても、イントネーションが、気になるところでした。
でも、王族の役だからいいか・・・。

肝心な役者さんについては、また次回・・・。
明日・・・いやもう今日か・・・千秋楽ってことらしいですが・・・。

明日(28日)のブログは、お休みかもしれません・・・。