鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

当るも八卦、当らぬも八卦?②

2010-01-22 21:05:21 | Weblog
晴れたけれど・・・寒い日。寒中だしな・・・。

昨日に引続いて、占いのお話。

コンピュータで、惑星の動きや角度を瞬時に計算して、各個人のホロスコープを提供するサービスが行われたのは、多分、1970年代後半か或いは1980年代に入ったからのことだったと思うけれど、銀座のソニー・ビルの一階だったか、地下のフロアーだったか・・・それが最初だったような気がする。
たしか、工学博士?の糸川英夫氏???によるサービスだったと思うけれど、間違っているかもしれない。価格は、2,000円前後だったような・・・???(このへん、記憶が曖昧です)

ソレまでは、あの西洋占星術に必要な惑星の配置を、天文歴を片手に、手計算していたのだから、個人のホロスコープを作るのに、最低でも、30分は、かかっていたのではないかと思う。

それが、今では、惑星の配置は、勿論のこと、微妙なアスペクト(角度)まで、ホンの数秒間で、パソコンの画面に現れる便利な世の中になったもんです・・・。

多分、西洋占星術が最初だったと思うけれど、そのうち、四柱推命だとか紫微斗数だとか・・・やはり複雑な計算を必要とする東洋の星占いにも波及した。

占星術は、洋の東西を問わず、統計学だし、『そうなるであろう』という予測が、確率的に高いという判断をするのだろうと思う。

あとは、占い師の感性だとか、経験(人間観察)だとかがモノを言う世界なのだろう。

そう・・・100%的中する未来読みは、存在しない。

先日、新聞の新刊本の広告をみていたら、二代目・和泉宗章さんというひとのお書きになった『天中殺』の本・・・所謂、『算命学』関係の本だと思うけれど、それが目についた。

初代・和泉宗章さんは、日本テレビで放映されていた『イレブンPM』という深夜系の番組で、1970年後半~80年代初め頃に、算命学によって、『天中殺』ブームを打ち立てたひとだった。
いつの年だったか覚えていないけれど『長島監督は、巨人の監督をやめる』を断言されたかたで、自分自身の占いに絶対の自信を持っていた方だったと思う。
残念ながら、外れた?ような・・・そんなカンジだったけれど。

そう・・・100%的中する未来読みは、存在しない。

この和泉宗章さん、その後、占い師を辞められたあと、お亡くなりになった・・・と聞いている。
みるからに、穏やかそうな優しそうな方だった。
マスコミに踊らされたひとりなのだろうか・・・。

占い師にも自分の未来は、わからないものらしい。