鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

易の効用 運命の開拓法・高木彬光・著

2010-01-26 21:07:06 | Weblog
風の冷たい一日。

占いネタ・・・続きます。

街中で、易者さんをあまり見かけなくなったこの頃。
当るも八卦、当らぬも八卦・・・所謂、八卦をみるというこの占い。

原本の『易経』は、難しくて読めないので、入門編ということで、高木彬光さんのお書きになった『易の効用 運命の開拓法』を読んでみました。

この本、初版は、1963年の講談社。
現在、手許にある本は、2005年東洋書院の第二版ってことです。
オリジナルは、50年くらい前に書かれた本です。

易は、八つの卦を組み合わせて、計六十四卦の中の一つの卦を割り出して、占うもので、卦の変爻(陰陽の変化)を見て行くもので、覚えるのが、結構、難しいし、第一、漢字が読めません・・・。
たぶん、規則性を理解すれば、なんなく覚えられのかもしれませんが・・・。

昔の人(江戸時代のお侍さん)は、素読で、易経を全部覚えたということだから、凄いですね~~~・・・。
ナンでも、暗誦できるようになるのが当時の教養ですもんね。
論語とかさ・・・。

そんなこんなで、原本は、読めないから、現代風に解釈して、読み下していただいたものを、読んでみた訳です。

・・・この六十四卦で、割り出された卦を自分に当てはめて、さて、いかに進退するべきか・・・となると、やはり、プロの占い師にでも、相談しないかぎり、初心者じゃ、ちょっと無理かな・・・とも思えます。

でも、それが、当っているにしろ、外れているにしろ、三千年前から、読まれて、未だに読まれているってことは、淘汰されない何かが、きっと潜んでいるのでしょうね。
ボンクラのワタシには、よくわからないけれども・・・。

六十四卦の解説の中には、歴史を題材にした例えもあるし、これもなかなか読んでいて、
『やんぬるかな・・・』
と思える記述もたくさんあります。

易に使われる筮竹等がなくても、コインの裏表で、占う方法もあるようで、これは、心理学者のC・G・ユングが取りつかれた占い方法だったということは、昨日のブログにも、書きましたね・・・。