鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

付喪神

2010-03-10 21:04:27 | Weblog
最高気温4℃って真冬・・・。午後は、雨も降ってきて、なんだか大荒れ。


昨日のブログにも書いたけれども、どうも、最近、興味をもった本や音楽の新作チェックを怠っていたせいか、以前から欲しかったけれども、廃刊だとか、廃盤だとかで、手に入らなかった本の再刊行やら音楽CDのリマスター盤が出ているのに、気がつかずにいた訳で、なんか・・・ほんと・・・何してたんでしょうかね・・・。

早速、発注した訳で。

AmazonなんかのUSED品・・・所謂、中古というのもなんだかな・・・と思うけれども、どうしても欲しければ、中古品を探すしか手がありません。
オークションとか・・・。
中には、未開封なんて、ラッキーな出物に運よくぶつかる場合もあるけれども。

リマスター盤ってのは、やはり嬉しいというか・・・。

大事に扱っていて、でも、何かの理由で手離さなければならなくなったもの・・・、自分には、もう必要のなくなったもの・・・、経済的事情で、手離したくなくても、手離さざるを得なかったもの・・・。

CDに限らず、『モノ』には、多分、いろいろな思いが込められているのでしょう。

しかし・・・。
今回のリマスター盤は、ほんとに嬉しい。
聴くのがもう楽しみで、楽しみで、早く届かないかな・・・なんて思います。

この感覚を、半年前だったら、感受できたどうか・・・。
どうなんだろう・・・。
感情的にも、ヒステリックに悲観的にネガティヴに、世界の全てから呪われたような・・・そして、世界の全てを呪っていたような(・・・今でも、それは、続いているけれど・・・)、そんなときに、このリマスター盤に出会っていたら、もっと、変わっていただろうか・・・それとも・・・。

多分、これからも、いろいろなモノと出会い、そして、必要がなくなったものとは、お別れをして、暮らしていくのでしょう。

そんな中で、ずっと好きなもの、好きだったけれど、嫌いになったもの・・・、役に立ってくれたけれども、使えなくなったもの・・・、もう使わないけれども、ずっと側においておきたいもの・・・いろいろな感情をうつしとったものたちは、多分、魂みたいなモノをもつのかもしれません・・・。


器物100年の劫を得ると・・・付喪神となる・・・。