鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『戯伝写楽』①

2010-04-11 21:02:53 | Weblog
くもりがちの日曜日。夕方から風雨を伴う荒れた天気に。


桜満開の地元から、既に染井吉野は、終焉を迎えた都内へと、昨日は、青山劇場に『戯伝写楽』を観劇に。

青山劇場もしばらく振りで、去年、『女信長』を見て以来。
最近は、歴史上の人物で、間違いなく男性だと言われていた人物が、『女性』だった・・・というのが流行しているのかな・・・というテーマで、東洲斎写楽が、実は、女だったというお話。
環境ホルモンの影響なのか、進化の過程なのか、最近は、男女の逆転・・・というのが、多いなぁ・・・なんてうがった見方をしてしまいます。

今回の『写楽』は、ミュージカル仕立て。
生バンドでの演奏で、なかなか斬新。

このチケットを予約したのが、去年の12月頃だったと思うけれど、原作が、中島かずきさんだったので、是非みたいな・・・と思った次第で、橋本さとしさん以外の出演者は、ノー・チェックでした。
遅まきながら、劇場入りしてからチラシをみると、写楽役は、もと宝塚の方で、宝塚ファンの方には、大変申し訳ないのだけれども、大和悠河さんについては、全く存じ上げなかった訳で・・・。
そしてこれも、甚だ申し訳ないのだけれども、初見させていただいて、なんだか、かなり違和感がありまして、声は、美しいソプラノで、エレガントな日本人離れした容姿なんですが、随分と胸を誇張されたお着物がなんとなく、不自然・・・(それとも、こういう着付けが最近の流行なんでしょうか・・・流行に疎いもんで・・・)。
役柄も天真爛漫で、やりたいこと(つまり絵を描くこと)を、やるのが幸せで、いささか、イデア・サバン気味というか・・・言い方は悪いけれど、ちょっと白痴的なかんじのする役柄・・・。
・・・ヴィジュアルと役柄がヘンに不一致なカンジは否めず・・・(あくまで、私見です)。
歌唱法も宝塚独特?みたいな気がするし、私的には、あまり宝塚の方とは、相性が良くない・・・みたいです。

演劇は、観劇する側の状態が、ものすごく影響するので、最近、あまり状態のよくないワタクシなので、感度悪すぎなのかも・・・。

いまひとつだな・・・と思いつつ、観劇しておりました。

橋本さとしさん、コング桑田さんと帝劇主演組の歌唱力は、やはり流石だなと思いました。

山路和弘さんのさりげない上手さ・・・。
安定した存在感のあるよい役者さんだなぁ・・・といつ見ても、そう思います。

(明日に続きます)