鼎子堂(Teishi-Do)

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新感線☆RX☆薔薇とサムライ③石川五右衛門

2010-04-20 21:02:51 | Weblog
曇りがち。夜から雨。

2年前の五右衛門ロックの続編・・・というか、古田新太さんの当り役の石川五右衛門。
歌舞伎になったりドラマになったり、アニメになったりと、実在の石川五右衛門から、いろいろなイマジネーションを受けて、様々な創作が行われているようです。

・・・私個人としては、十三代目石川五右衛門の子孫・・・といえば、かのルパン三世のお友達の石川五エ門か・・・。
斬鉄剣とかさ・・・。
クールでカッコイイし。

そういえば、終演後の会場で、ルパン三世のテーマソングが流れておりましたね。
ルパン三世は、国民的アニメーションなのでしょう。

もうひとり。
かなり大昔。
NHKの大河ドラマ『黄金の日日』の中で、根津甚八さんが演じていた石川五右衛門。
この方の印象が強い。
根津さんと言えば、スリムで虚無感のある俳優さんでしたが、その対極(体形も含めて)にあるような古田新太さんの演じる石川五右衛門は、新感線の生み出したニュー・ヒーローなんでしょうね。
古田さんのキャラクターを充分に活かし、どちらかと言えば、悪役的なお顔立ちなんだけれども、妙に可愛かったり、ヘンにカッコ良かったりと、ひとつの枠には、括れないような俳優さんというより、尊敬の意味を込めて『怪優』さんと呼ばせていただこう。

その怪優さんを初め、新感線というユニットには、不思議な役者さんが多い。
このブログ内でも何度か書いているけれど、粟根まことさん、右近健一さん、橋本じゅんさん・・・。
このお三人様については、キャラが決まっているのに、キャラ以外の役でも、きちんとハマルというか・・・。
きちんとした分業制があるのかもしれない。

新感線の女優さん達もかなり気の毒な役が多いけれど、今回は、かなり普通で、よかったです。
美人揃いなのに、本当に、お気の毒な役が多い。今回は、高田聖子さんに集約された感もあったりで。

相変らず、殺陣の美しい前原正嗣さん、前田悟さん。
翳りのある暗殺者を綺麗に演じておられました。

可愛いいんだけれど、いつも裏切り者の役で、舞台を盛り上げているのが、河野まさとさん。
この方、ボブカットが良くお似合い。

明日に続きます。