夜間に秋の虫の声。秋の兆しはあるものの、真夏の勢いは、衰えもせず・・・。
去年の今頃、上梓されて、読むのを楽しみしていた一冊である。
その後、身辺にいろいろあって、読む機会を逸してしまっていたのだけれど、この夏季休業中は、身辺が近来?マレになく静かで、今週末以外は、外出の予定もないので、ゆっくり読ませていただいた。
・・・いつになったら、登場するのか・・・と思っていた靄船の林蔵さん。
ついに真打登場・・・???
シリーズの始まり・・・『巷説百物語』の『帷子辻』や、『前巷説百物語』で、ちょっと姿を現すだけで、
主役を又市に譲っていたものの・・・。
今回は、待望?の主役。
二つ名の通り、舌先三寸で、知らぬ間に、騙され、しまいには、世間では、通らぬはずの道筋をつけてしまう、美形ですっきりした・・・、京極堂シリーズの榎木津礼二郎に次ぐ美男ってことで。
雰囲気は、お公家さん(・・・実際お公家さんなのかどうかは、不明)、榎木津さんもモト華族だし、高貴なお血筋なんだろうか・・・?
目元涼しげに登場。
名前だけといえば、『一文字狸』こと一文字屋仁蔵も始めて姿を現す。
シリーズ四作品は、御行の又市の派手な仕掛け、山岡百介の語りで物語は、進行していく。
五作目は、河岸を変え、大坂が舞台。
仕掛けも、又市と対照的に、上方?風か・・・やんわりしたカンジがする。
又市シリーズの紅一点・山猫廻しのおぎんの役を、引き継いでいるのが、横川のお龍。このひともおぎんさんに比べると、おっとりしている。
初登場の死人返しの六道屋の柳次さん・・・このひとの物語も読んでみたい。
最終章には、御行の又市、山岡百介も登場して、音楽CDのボーナストラックみたい。
お馴染みさんの登場で、終幕。
巷説百物語の上方シリーズにならないかなぁ・・・と期待している。
去年の今頃、上梓されて、読むのを楽しみしていた一冊である。
その後、身辺にいろいろあって、読む機会を逸してしまっていたのだけれど、この夏季休業中は、身辺が近来?マレになく静かで、今週末以外は、外出の予定もないので、ゆっくり読ませていただいた。
・・・いつになったら、登場するのか・・・と思っていた靄船の林蔵さん。
ついに真打登場・・・???
シリーズの始まり・・・『巷説百物語』の『帷子辻』や、『前巷説百物語』で、ちょっと姿を現すだけで、
主役を又市に譲っていたものの・・・。
今回は、待望?の主役。
二つ名の通り、舌先三寸で、知らぬ間に、騙され、しまいには、世間では、通らぬはずの道筋をつけてしまう、美形ですっきりした・・・、京極堂シリーズの榎木津礼二郎に次ぐ美男ってことで。
雰囲気は、お公家さん(・・・実際お公家さんなのかどうかは、不明)、榎木津さんもモト華族だし、高貴なお血筋なんだろうか・・・?
目元涼しげに登場。
名前だけといえば、『一文字狸』こと一文字屋仁蔵も始めて姿を現す。
シリーズ四作品は、御行の又市の派手な仕掛け、山岡百介の語りで物語は、進行していく。
五作目は、河岸を変え、大坂が舞台。
仕掛けも、又市と対照的に、上方?風か・・・やんわりしたカンジがする。
又市シリーズの紅一点・山猫廻しのおぎんの役を、引き継いでいるのが、横川のお龍。このひともおぎんさんに比べると、おっとりしている。
初登場の死人返しの六道屋の柳次さん・・・このひとの物語も読んでみたい。
最終章には、御行の又市、山岡百介も登場して、音楽CDのボーナストラックみたい。
お馴染みさんの登場で、終幕。
巷説百物語の上方シリーズにならないかなぁ・・・と期待している。