薄曇り。蒸し暑い一日。
週末、1ヶ月ぶりに、前職場のひととあい、ランチなどご一緒する。
隣市の有名?人気ピッツァテリアへお連れいただき、お勤めお疲れ様会という名目で、プリモピァット・パスタ・アントルメのセットメニューに、更に、ピザなど注文し、目いっぱいいただく。
いろいろと話をして、彼女曰く
『あのさぁ。三毛猫堂さんは、モノを箱にしまって、出さないひとだよね?』
『それは、言えてるかもしれない。購入したビデオデッキも、1年半も接続しないで、ほおっておいたしね・・・。』
『うん。それもあるけれど、引継ぎの時にさ、渡してくれたスタンプもちゃんと箱にはいったままだったし、基本的には、箱捨てないよね?』
『いやぁ・・・頻繁に使うものは、出しとくよ。でもなぁ・・・プレゼントだとか、大事なものは、箱にしまっとくかもね。』
彼女に指摘されて、初めて自分の性分に気が付いたのだけれど、私は、たぶん、モノを箱から出さぬヒトなのだろうと思う。
モノを、箱から出さないし、本人も、箱(部屋)に入ったまま(引き籠ったまま)ということも多いからなのかもしれない。
箱と言えば、通販で、モノを買って、開けるとき、プレゼントなどいただいて、箱を開けるとき・・・そんなときは、楽しいと思うし、期待していたモノとイメージが違ったりするとがっかり・・・する。
もろ刃の刃・・・って、意味が違うけれど、期待度と期待外れ度が、拮抗するあたり、やはり、箱の中というものは、なにやら、奥が深い様な気がしている。
そう言えば・・・美しい女の上半身を、箱に入れるという物語が、あったよな・・・。
京極夏彦氏の『魍魎の匣(はこ)』。
基本的に、私は、箱が好きなんだろうと思う。
だから、箱から出さないで、しまっておくのだ。
週末あった彼女曰く
『でもさ。収納場所を取るし、それ程、大事なものでなければ、取っておく意味もないし、場所の面積を考えると、家賃分損しているような気がする。』
さもありなん・・・。
やっぱり、きちんとお勤めするべきだなぁ・・・と思う。