終日曇り。雨もパラつく。
昨日は、月曜日の秋晴れの晴天だけれど、私は、失職中なので、毎日が、日曜日の或る意味、極楽トンボ・・・でもある。
月曜日だろうが、火曜日だろうが、義務的な仕事もないから、日々、寒さが厳しくなるこの季節、寝床から脱出する苦悩を味あわずに済んでいるのは、僥倖でもあったり・・・で・・・。
そんな至福?の月曜日の朝、寝床で、グズグズと温もりを楽しんでいるところに、相方から電話がかかってきた・・・朝7時20分である。
このひとは、始業時間が、午前8時30分であるにも関わらず、1時間以上前には、出社して、当日の仕事の段取りを済ませぬと気が済まないそうである。
予定していた客先での打合せが、延期になり、頑張れば、今日予定していた仕事を、午前中に終わらせることが可能になったので、午後からドライヴへ行きませんか・・・という内容だったのだ。
(別に、無理して午後の仕事を午前中に片づけることもないだろうに・・・←私は、何処へも行きたくないし、この極楽の寝床で、一日グウタラしていたかったのであった)
でも、まあ、ドライヴなら、車の助手席に乗ったままだし、午後から半日だから、そうそう遠くへは、行けないだろうし、それに今日は、夕方に会って食事をする約束をしていたので、それが、6時間程、早くなっただけだから、まあいいか・・・ということで、OKした。
行先は、秋の海(居住地から一番近い大洗海岸)へ。片道約2時間。
このへんは、超高濃度の放射線の汚染水を、たぶん、人知れず、目立たぬように海へ流しているであろう最低?の電力会社の所有する、かの福島第一原発と地続き・海続きでもある。
浜辺へ出ると、平日なのに、結構、ヒトがいた。
家族連れ、犬のお散歩、地方自治体の何かの調査団?、サーファー?、釣り人などなど・・・。
『平日なのに、ヒトが、おおいねぇ~~~。』
冷たい海風を受けながら、歩きづらい砂浜を散歩する。
相方は、海洋工学部出身のせいか、海が、好きだそうだ。
私も海は、好きだけれど・・・。
風が強くなってきたので、車に戻る。
相方、カバンの中から、パソコンを取りだし、
『ごめんね。ちょっと仕事させて。』
懸案の連絡が心配なようだ・・・。
・・・だったら、会社で仕事してりゃいいのに・・・と思う無職の私であった。