くもりがちで、ときどきあめ。ときどき、本降りの昨日。
夕刻より、相方と隣市のシネマコンプレックス迄、上映初日・シネマ歌舞伎『アテルイ』鑑賞。
これは、今をさかのぼる事、14年前。
新橋演舞場で、劇団☆新感線が、市川染五郎/堤真一の共演で、上演されたものを歌舞伎版にリメイク、昨年(2015年)同新橋演舞場にて、上演された作品を、映画館にて、上映したもので、最近とみに観劇から遠ざかっている(手許不如意のため)私には、有難い作品であった。
↓既訳
(あっ・・・なんだか、まどろっこしい変な言い方をしてしまいましたが、去年、観にいきたかったんだけれど、カネがないので、観劇に行けなかったの・・・でね、観劇だと13000円くらいかかるんだけどね、映画だと、1800円で観られるの・・・ってことです)
今回の映画は、14年前のアテルイ役を再演した市川染五郎さん、堤真一さんが演じた坂上田村麻呂を中村勘九郎さんが、演じた。
立烏帽子役には、勘三郎さんの弟さんで、色っぽい中村七之助さん。
・・・もしかすると・・・劇場でみるより映画館で見る方がよかったかも・・・と思えるくらいとても良い出来だった。
新橋演舞場は、まったりとしてよい劇場なんだけれど、やはり、座席によっては、見えにくかったり、役者さんの表情(にらみ/寄り目)、衣装の細部などは、舞台至近距離でないとわからないこともあるけれど、映画は、これらの難点をカバーし、更に、大画面だから、迫力もあるし、音響も抜群で・・・しかも・・・舞台系映画作品は、満席・・・ということもないので、周囲にあまり人がいないし・・・。
オペラグラスも不要だし・・・。
音楽なんかも生演奏?らしかったのだけれど、舞台中にミュージシャンのスペースが設置してあったのかどうか・・そのへんは、映画の画像では、よく分からなかった・・・。
孤高のアテルイ、爽やかな武人の田村麻呂、妖しい魅力の立烏帽子・・・いづれおとらぬ今、旬の歌舞伎俳優さんたちの・・・コレは、生粋の歌舞伎役者ならではの醍醐味あふれる見事な仕上がり。
普通の映画・舞台の俳優さんでは、演じられない歌舞伎ならではの魅力も満載だった。
コレで、1800円也・・・とは、格安である。
15分のインターバルを含み、上映時間約3時間半。