鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画『帝一の國』

2017-05-23 21:24:52 | 演劇・映画
夏日。気温30℃越え。

あと1ヶ月で、夏至。

夕方が、長い。
夕方でも、30℃近い気温だけれど、夏と違うのは、風が立っていることと、湿度が低いこと。
爽やかな暑さです。


昨日、夕刻より、相方と隣市のシネマコンプレックスへ、『帝一の國』を観にでかけました。

青春学園ドラマ・・・という括りでよいのでしょうかね?

総理大臣の椅子を狙う人間にとって、一番の早道は、名門・海帝高校で、生徒会長になること・・・。

子供の頃は、特に、総理大臣になりたかったわけでもない赤場帝一(菅田将暉さん)は、ピアノを弾くのが大好きな子供でした。
しかし、通産省事務次官の父親の果たせなかった海帝高校⇒生徒会長⇒総理就任の悲願を自らに課すことになり、その第一歩、生徒会での派閥の中で、激しい選挙戦を戦うことになります。

ここでふと・・・この映画は、もしや・・・『腐女子』向け・・・???なのでしょうか・・・と思ったりしました。

高校生には、ちょっと・・・(トウがたった?)と思われるものの、イケメンの俳優さんばかり登場します。

キャピキャピ可愛いアイドル系男子の榊原光明(志尊淳さん)、外部入学で、苦労人の大高弾(竹内涼真さん)、先輩で将棋部の森園億人(千葉雄大さん)、同じく、先輩で、森園と生徒会長の座を争う金髪の氷室ローランド(間宮祥太朗さん)、そして、親子二代に渡る因縁をもつ東郷菊馬(野村周平さん)。

綺麗どころ?満載です。

私は、この『帝一の國』の原作の漫画は、知らないのですが、もしかして、少女漫画???と見紛うようなキラキラ男子テンコ盛りです。

エリート高校の選民意識の高い高校生達の生徒会長のイス取りゲーム。


・・・こんな漫画あったよな・・・池田理代子さんの『おにいさまへ』なんてのは、生徒会そのものが、人間に値段をつける組織。

山本鈴美香さんの『エースをねらえ!』は、スポ根ものだけれど、高校生とは思えないお蝶夫人も生徒会関連だったような・・・???

そんな世界を踏襲しているのかな・・・なんて思ったりで・・・?

そして、『ヒカルの碁』の筒井さんは、まんま帝一の先輩・森園億人そのひと・・・。囲碁と将棋の違いは、あれども。

いろいろ、ミックスして、新しい青春学園モノの誕生!でしょうか?

そして、気の毒なほど、華の無かった女優陣・・・帝一くんのガールフレンドの美美子さん、お母さん、妹さん…オザナリ感一杯でした。


最近、映画多いですかね?蜷川幸雄さんのシェイクスピア劇なんかで、よくご登場の吉田鋼太郎さん。

帝一くんのお父さん役で、選挙参謀の事務次官役でした。

親子して、奇抜な衣装での登場も楽しめました。