午後になると、風が立ち・・・。
さやさやと・・・。
みどりまぶしい若葉の間を通り抜け、初夏の白い花の香をのせて。
さやさやと・・・。
5月の風が吹いておりました。
そして。
うとうとと・・・。
私は、怠惰に、眠ります。
さやさやが・・・。
やがて、ざわざわに変わり・・・明日の天気は、如何でしょう?
開け放たれた窓から・・・。
さやさやとざわざわが、いっしょになって。
それでも、まだ、うとうとで。
初夏の白い花の香り。
緑と柑橘と花束の・・・馥郁とした花々と緑の風の香り。
けだるい午後は、ゆっくりと、時間が止まったように、流れ行きます。