鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

香考No.24:AMAZONE

2018-08-25 23:24:25 | 

猛残暑本気モード。
まだまだ行くぜ~!的な・・・。
明日は、更に暑くなるって・・・。

体温をゆうに超え、その上、台風の置き土産なのか、湿度も満載で。
朝の8時で、既に、32℃に届いていたので、今年は、暑さの質が違うのでしょう。

夜間でも室内温度は、30℃を下回らず、暑さで目が覚めるし・・・的な。



エルメスの『AMAZONE(アマゾン)』


昔は、もっと違った香りだったような気がします。

どちらかと言えば、秋の深まった頃から冬に、似合いそうな香りかもしれません。

フタをあけた感じでは、やはり、少し昔の・・・少しハーバル系とも言えなくもないというか・・・そして、ウッディの温かみのある香りに変化していくのは、従来通りなんですけどね?

嗅覚が変わったのか、嗜好が変わったのか、或いは、香料自体が、変わったのか、処方が、変わったのか・・・?

記憶にある『AMAZONE』とは、少し(・・・いや大幅に?)違っているような・・・いやいや、嗅覚の記憶が、違っているのかもしれない。
私の体質も、変わってきているし。

そうなんだよなぁ・・・香りの保存って、できないもんなぁ・・・。
(それでも、天然香料で作られた香水類なら、未開封であれば、100年以上は、保持できるそうですよ。最も、保存状態にもよるようで、年中、気温差が、なく、太陽光や室内灯など遮蔽して、光老化を起こさせないような保存の仕方であれば・・・)

やっぱり、記憶だけなんだよな。

この『AMAZONE』のエルメスをはじめ、シャネルやゲランといった老舗の香水類も、名香は残るも・・・原初とは、何処か微妙に・・・いやいや、大幅に変わってしまうのが、普通なのでしょう。

天然香料の入手が絶望だったり・・・たぶん、コレが一番大きい原因でしょうかね。
環境変化、自然破壊、戦争、動乱、地政学リスク・・・で、採取不可能になったり、ソレに変わる安価な人工香料の発達・・・とか・・・。

それでも・・・懐かしいっちゃ、懐かしい香りでもあります。