鼎子堂(Teishi-Do)

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ライブビューイング:劇団☆新感線 メタルマクベスDisc1-②

2018-08-11 22:22:22 | 演劇・映画

一昨日(9日)の夜から、ずっと頭が痛くて、身体を起こすと気持ちが悪い・・・。
片頭痛なのか自律神経がイカれてきているのか・・・。
そのせいで、眠っているのに、眠れなくて、ただ時をやり過ごすしか方法がないので(対処方法としては、薬などを飲むなんてことなんだろうけれど・・・)


・・・で、マクベス。

父?のように慕っていたレスポワール王を、妻に唆され、殺害したマクベスは、眠りも殺した。
ここ数日、あまりよく眠れていないので、マクベスの苦悩が、少しわかるような?気がする・・・全く、眠っていない訳でないのだけれど、深く眠ることは、人間には、不可欠なんだよなぁ・・・。

国王を殺害したあとのマクベスが信じることができるのは、3人の魔女の予言だけで、超自然的な存在に、未来の国王と予言されれば、信じてみたい気持ちになるのは当然だろう。
もちろん、王冠に興味を持たない人間もいるけれど。
マクベスは、小心モノだったけれど、国王になりたかった。


メタルマクベスは、シェイクスピアの『マクベス』をベースにした派生作品である。

1600年代のオリジナルのマクベス。
1980年代のメタルロックバンドのマクベス。
2218年の未来のマクベス(ランダムスターと名前は、変えてあるけれど・・・それじゃないと混乱するもんね)

パラレルワールド的に、1600年代のシェイクスピアの原作の上で、1980年代のマクベスと2218年のランダムスターが交錯する・・・。

1980年代も2218年も・・・過去と未来の出来事であって、このドラマを見ている2018年の観客にとっては、絵空事に過ぎない。

衣装、化粧、役者、ミュージシャン、演出家、脚本家が、作り出した幻の世界。
それは、1600年代の『マクベス』よりは、分かりやすく・・・でも、量子力学的には、分かりづらい。

真夏の劇場の真夏の(昼)の夢・・・。

オリジナルに固執する気はないし、前回の作品(メタルマクベス)と比較して、魔女さんたちの歌が、なかったことが残念だったかも・・・。
前回は、青酸カリ入りカレー事件をネタにして、カレーを煮ていたんだったような気がする・・・あの事件の被告は、まだ生きているし(死刑が確定したらしいけれど・・・)。

メタルマクベスの上にも、時間が堆積しているんだなぁ・・・と改めて思った次第。

そう・・・初演をみたとき・・・と現在の自分では、全く変わってしまったし、第一、真夏の平日の真昼間から、ライブビューイングなんて、あり得なかったし・・・。


ああ・・・それにつけても・・・頭が痛い・・・。
なんとかならんもんだろうか・・・この頭痛と吐き気・・・。