鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ぎゅっと握りしめた手のひらの中には・・・。

2022-11-13 22:00:41 | Weblog

くもりがちながら、暖かい日曜日。

午後3時頃から、俄雨ふったりやんだり。

それでも、随分と暖かい11月。

こんな晩秋の曇りの日は、嫌いじゃなくて、ぼんやりと靄のかかったような秋の中、県央へ。

 

雨雲のせいか、午後3時前なのに、既に夕刻の気配。

対向車は、ヘッドライトを点灯していたりで。

 

お昼前から、県央の転居先の家に。

少しだけ荷物の運び入れと、やはり少しだけ掃除。

 

日曜日でも・・・シンっと静まり返った住宅地。

あと少しで、ここへ引越の予定。

去年の10月にこの家をみつけ、買おうかやめようか・・・と迷っていたのが、去年の今頃でした。

 

今日、目覚めたのが午前9時過ぎで、私は、両の掌を、ぎゅっと握りしめて眠っていて、起きたときに、手を開くのに、少し戸惑いました。

関節なのか、神経なのか・・・腱鞘炎なのか、バネ指なのか・・・或いは、リウマチなのか・・・。

朝目覚めると、手が、強張っているときが多いです。

今日、握りしめられた手を見て、眠っている時くらい、リラックスしたらいいのに・・・とか、思ってしまいました。

母が亡くなって、1年7カ月・・・。

いろいろな圧力というか、軋轢というか・・・そんなことがあって、居場所もなくなって、先が見えず、手のひらを、ぎゅっ・・・と握りしめて、眠っていたのだと思うのでした。

去年は、眠っても、眠った感じがせず、母の一周忌が終わった頃から、すこしづつ、眠れるようにはなってきたけれど。

てのひらを、握りしめて、握りしめて・・・私は、一体、何に脅えて居たのでしょうか。

 

母の居なくなったこの世の中への不安。未来の不安。恐れ・・・。

恐怖しかなかったけれど、反面、解放感もあったのに。

 

握ったこぶしを振り上げても、下ろす先もなく、不安と恐れを、ただ、ただ、握りしめていたのではないか・・・と思います。

早く、手のひらを開いてねむれるようになりたいものです。