朝方、本降りの雨の音で目覚める。
雨の音は、ここちよい。
コレが、これから出勤・・・なんてことだと、厄介で、面倒な雨降りの朝なのだけれど。
今日も、湿度が高くて、朝の雨のあとは、くもりがちで、時々、真夏の日差しが、照り付ける・・・といった残暑の厳しい一日だった。
一昨日、亡くなった兄の弔問に行って、義姉から、
『おにいさん、ずっとあなたのことを心配していたんですよ。おかあさんが、亡くなってから。大丈夫かなって。そればかり言っていた。』
決して、仲のよい兄妹ではなかったのだけれど。
母の亡くなる前から、激やせしていたので、心配をかけたのかもしれない。
兄自身も余命宣告されていたのに。
そんなことを思い出しながら、雨の音を聞いていたら、またうとうとと眠ってしまった。
昨日も、終日、眠っていたのに、幾らでも、眠れる。
それでも、葬儀迄は、ちゃんとしなくては・・・。
コレを書いていたら、アタマにポトリ・・・と当たったような気がして、ふとみると、小さなヤモリの赤ちゃんが落ちてきた。
まっくろなまあるい目のかわいい個体だった。
捕まえて逃がしてあげようと思ったけれど、逃げられた。
数日前から、この部屋に居るようなんだけれど。
窓の外には、大きなヤモリが、ベビーピンク色のお腹をぺったりと貼り付けてくっついている・・・。