くもりときどき晴。
蒸し蒸しとする残暑の中、兄の葬儀のため、県北に向かう。
・・・3日前、死去の連絡を受けた翌日、急いで車を走らせた国道は、空いていたけれども、秋の3連休の初日。
他県ナンバーの多い道は、混んでいた。
渋滞も視野にいれて、到着予定時間より、30分余裕をみて、出発。
一度、来た道で、ほぼ一直線、右に曲がるところも1か所で、いかに鈍くさい私でも間違えようのないルート。
途中で、何度も飛ぶアゲハ蝶をみた。
兄が出迎えてくれたのだろうか・・・。
(そういえば、転居先の家の庭にも、昨日、アゲハ蝶がきていた)
納棺された兄の顔は、死去の翌日の処置に苦しんだような顔とはちがって、穏やかに眠っていた。
随分、早い死だったな・・・。
花一杯に飾られた棺。
子煩悩だった兄。しあわせだったんだろうな。
お骨は、骨の量が多くて、最初の骨壺では、容量が足りなかったので、一回り大きなものに差し替えるとのことで、少しだけ時間もかかったようだ。
骨上げで、真っすぐな骨が、コトリ・・・と骨壺の底で、割れた。
さようなら。