曇りがちながらも蒸し暑い真夏日。
ちょうど、1か月前だけれど、5月末日に鑑賞した映画。
熊本地震がきっかけで、同居することになった3人と一匹。
40代の書店店員の灯、精神科医の鹿乃子、アパレルショップの店員の仁、そして鹿乃子の飼い猫の三日月。
家族でも恋人でもなく・・・三人で暮らす居心地の良い日々。
普通とは違う同居生活を描いた不思議なストーリー。
居心地の良さって、なかなか難しい。
『普通』も、なかなか難しい。
そしてそれらを持続するのは、もっともっと難しい。
寄せては返す穏やかな海の波のような生活にも、変化が起こる。
それは、新たな出会いだったり、旧知のひととの別れだったり、天災だったり、人災だったり。
不変でいることは、たぶん、一番不自然なコト。
すべては、変わる。変化する。
それでも・・・過去に縛られて、私は、過去に戻りたかったりする。
母の居たあの頃、あの家へ・・・。
そんなことを考えながら、見ていた映画・・・。