氷点下。
白い朝・・・。
・・・ここ数か月・・・早朝から行動していない・・・思えば、去年の冬以来、夜明けの光の中での氷点下の朝の風景を眺めたのは、今日が初めて。
・・・と言っても、自室の窓から、表を眺めたにすぎないのだけれど。
早起き・・・というより、一昨日(15日)の午後10時前に帰宅して、それから、何かとごちゃごちゃやっていたら、すぐ深夜になってしまって、昼間は、博物館めぐりなどして、疲れたせいか、16日は、ほとんど眠っていた。
途中、数時間くらいおきて、ブログを書いたり、メールをチェックしたりしたのだけれど、ほぼ1日・・・惰眠して過ぎてしまった。
あれくらいの外出で、疲れ果てていては、この先、またお勤めに出ることができるのだろうか・・・っていうくらい体力がない。
・・・そして、本日17日の午前2時半くらいから、ずっと起きていて、現在に至っている。
あたりが明るくなった頃、珈琲をいれて、やはり一昨日購入したシュトーレンというドイツのお菓子(クリスマスから食べるらしい)を食べながら、明けていく冬の朝を、眺めている・・・。
このお菓子も冬のお菓子で、シュガーパウダーが雪のような雰囲気だ。
お勤めしていた頃には、味わえなかった感覚でもあった。
この時期、私の居住地より少し北側にある住宅地の貯水池には、鴨などの水鳥が、氷の張った水面で、楽しそうに遊んでいる(・・・水鳥達にとっては、遊んでいる訳じゃないのだろうけれど)姿を見るのが好きだった。
一昨日の博物館のある公園の池にも、水鳥が、ゆるゆると浮かんでいて、それは、それは、幸せそうだった。
冬だから、寒さを凌ぐ術で、脂肪がたっぷりとついて、太った胸と柔らかそうな羽毛に包まれていた。
『なんか・・・美味しそうだね。』
私が水鳥達をみながらそういうと相方は、
『明日の夜のごはんにいただいていこうか?』
と苦笑した。
鴨は、野趣あふれる強めの味だし、焼き葱と相性抜群だし、御蕎麦(鴨南蛮)にも合うし、治部煮でも美味しい。
白い朝について書こうと思っていたのに、カモの話になってしまった・・・。