『猫』幻想

朝からどんよりと暗い曇り空。午後からかなりな強風。そして雨。

春の訪れが加速したかとおもうとまたまた減速。
それでも、確実に春めいて・・・。

猫がいなくなって、4回目の春の訪れだ。

４年たった今でも、不思議に思う。

猫は、どうして、死期を予感するとその身を隠すのか・・・。
このブログでも、猫のことは、何度も書いた・・・。
それでも、不思議で、仕方がない。

一体、何処へいってしまったんだろう・・・。

いなくなる前は、元気な頃には、６ｋｇ近くもあった体重は、２ｋｇまで、落ち込んで、片手でもひょい・・・っと持ち上げられるくらい軽くなっていた。その軽さが、いまでも私の腕に、残っている。

庭先や自宅裏の雑木林の中を探しても、みつかなかった。

もしかすると・・・自宅の縁の下で、ひっそり死んだのかもしれないな・・・とそう思う。

もしかすると・・・ワタシの寝所の下かもしれない・・・。
・・・だとしたら、ここにいる限りは、一緒にいられるということか・・・。

最近は、そんな幻想をぼんやり抱く。
丸くなって死んだのかな・・・あの日は、とても寒かったからね・・・。

もうチョット、頑張って生きていれば、桜の季節に間に合ったのにね・・・。

でも、アンタには、梅の花のほうが似合うよ。

あの日は、梅が、満開だったもんね。

ぽっちり、可愛く咲く梅の花のほうが・・・。