鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

劇場考:世田谷パブリックシアター

2019-11-04 23:40:23 | 演劇・映画

良く晴れて爽やかな秋日和の連休最終日。

夕方から、北西の冷たい風が・・・。冬の足音が近づいているようです。

 

最近は、手許不如意により、演劇から、随分と遠ざかってしまっていて、都下には、新しい劇場も、いくつかオープンしていても、訪れる機会もなく・・・。

消費税が、増税になると、チケット代金も、高額になるばかりで、千円、二千円の値上げは、当たり前・・・歌舞伎座の1等席なんか、もう2万円近いんじゃないか・・・ってくらいに、なっていたりして・・・。

ますます足が遠のくばかりだけれど、コレ迄、何度か、演劇から、足を洗おうか・・・と思いつつ、なかなか離れられなかったので、カネの切れ目が、縁の切れ目というし、まあ、いい機会だったのかもしれない・・・などと思ったりしています。

コレ迄、ン十年・・・何のために演劇を見てきたのでしょうか・・・。

チケット代金、食事代、交通費・・・コレらのために、働いていたのか・・・というとそうでもなくて、なんだか、義務のように、週末には、都内で、普通に、観劇をしておりました。

いろいろな劇場に足を運んだけれど、やはり、劇場にも相性があって、何故か、観劇のたびに、雨に降られる劇場、迷走神経反射が起こって、具合が悪くなる劇場・・・などなど。

 

大体、普通の演劇を上演する劇場は、500名から3000名くらいの観客席を有するところが多いのではないでしょうか。

先日訪れた『世田谷パブリックシアター』は、600席前後?だったと思いますが、今回は、2階席の最前列で、観劇をしました。

以前、この劇場の3階席で、観劇をしたことがあるのですが、この劇場の2,3階席は、最前列を除いては、物凄く、恐い座席です。足が、フロアにつかない・・・段差をつけて、前列の客の頭が、邪魔にならない構造で、そうしたのでしょうけれど、高所恐怖症には、かなりつらい劇場です。

上演中にフロアにモノを落としたりしても、手を伸ばして回収することはまず不可能。休憩があれば、休憩時間に、なければ、終演迄、待ってからでないと、足が、フロアにつきません。

もちろん、イスに腰かけて、足が宙ぶらりんになる・・・というのではなくて、足の置き場は、あるんですけどね。

この劇場の2,3階席(最前列は、除く)には、座りたくありません。

そして、2,3階席に向かうのに、エスカレーター、エレベーターの設置はないようで、階段を使うのですが、ここの階段も、何故か、恐怖を感じます。

一体、どなたの設計なんでしょうかね???こんなに使い辛い劇場も珍しいかも・・・(もっとも、芸術至上主義の《つまり、つまらないというか・・・》、あの初台の新国立劇場中劇場の無駄に広くて長すぎるエントランスと絶対的にお手洗い数の少なすぎる設計もどうかな?と思うし・・・まあ、ココよりは、マシですが・・・)。

世田谷パブリックシアターともうひとつのシアター・トラム・・・ここのベンチ形式の椅子も座りにくいことこの上なし。

観客には、忖度しないぶん、演出家、俳優たちには、使いやすい劇場なのかも???

 

もうひとつ、2,3階席で怖いのは、池袋・サンシャイン劇場です。

ここは、足がフロアにつかない・・・ということは、ないのですが、とにかく、急こう配で、とても怖い劇場です・・・ここは、オープンしてから、半世紀くらい経つのかな・・・?

 

チケット代金に、見合わない劇場が増えましたかね・・・もう、頻繁には、行けないけど・・・。

 


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