昨日(30日)は、早朝から、相方と隣市のシネマ・コンプレックスへ、『関ヶ原』を鑑賞に。
(↑今にも雨が降ってきそうなアヤシイ雲行きのシネ・コン)
平日の早朝だけれど、夏休みファイナルの親子連れなど、結構、混雑しておりました。
天下分け目の関ヶ原・・・。関西方面へ新幹線で行くときに通過しますよね・・・ソコ。
時は戦国の終焉を告げる西暦1600年。
天下餅を食すことになる徳川家康(役所広司さん)率いる東軍と、豊臣家の番頭・石田光成(岡田准一さん)の西軍の壮絶な戦い。そしてその決着は、6時間後という・・・。
戦国時代の武将としては、マイナーな石田光成を主人公に、司馬遼太郎原作の『関ヶ原』の映画化。
結局のところ・・・。石田光成役というのは、難しい役なのだろうなぁ・・・と思う。
昨年の某国営放送の『真田丸』では、山本耕史さんが演じていたけれど・・・。
神経質で、融通がきかない光成の性質は、ドラマの主人公としては、不向きなのかも・・・。
明智光秀も同様ですかね???
歴代の石田光成役で、一番、印象に残っているのが、やはり、某大河ドラマの伊武雅刀さんなんだけど、デスラー総統の美声でしたなぁ・・・。あとはあまり思い浮かばない。あと誰が演じたんだろう???
・・・なので、決して、岡田准一さんがどうの・・・という訳ではないのですが・・・。
どっちかっていうと・・・。『光成にすぎたるものは、ふたつある。島の左近と佐和山の城』と謳われる島左近(平岳大さん)の方が、迫力があって、目立っていたし(・・・すごい三白眼でした・・・父上様の平幹二郎さんもそうだったかな???)。
どうも・・・去年の某大河ドラマのイメージが強くて。
直江兼続役の松山ケンイチさんは、なんだか軽すぎ?に感じてしまうし(やっぱ・・・直江兼続は、村上新悟さんでしょ・・・って、ワタクシ的には、そんなふうに固まっちゃってるし。
まあ、合戦ものですから、女優さんの出番も相当少ないなか、有村架純さんは、一服の清涼剤と言ったところでしょうかね。伊賀の九の一。
印象に残ったのが、大谷刑部役の大場泰正さんでしょうか・・・。やはり去年の片岡愛之助さん、古くは、細川俊之さんの演じた大谷刑部が印象に残っているのですが、大場さん演じる刑部は、一種、異形の・・・妖しさがあったりで・・・。ヴィジュアルも演技も不思議な魅力がありました。
さて・・・。そんなことを思いながら、随分と長い映画で、2時間30分は、超えていましたかね?
そんな長さも感じない程、迫力のある映像に仕上がっておりました。