めっきり寒くなってきました。
朝の気温もそろそろ氷点下になる日も、近いのでしょう。
北の空は、群青色の雪雲。
県北の山は、紅葉を終わり、雪の舞う日も・・・。
自宅の階下では、家人が、石油ストーブを使い始めました。
石油ストーブを点けた時のあの匂いは、冬の訪れを告げる懐かしいような?匂い。
寒い冬の暖かい火。
ほっとする匂いでもあります。
今年は、早朝の寒さを感じることなく今に至っています。
例年だと、毎日、毎日、寒い、寒い・・・が、口癖になって、寒さにエネルギーを奪われる感じですが、今年は、寝て暮らしております。
うとうと・・・ゆるゆる・・・。
冬の気配を感じながら、もうこのまま終わってしまいたい・・・そんなことを感じる閉じ込められた日々でもあるようです。
実際の処、本当に、もう社会に出て、働く気になりません。
このまま、年が暮れて、明けることなく終わってしまえばいいのに・・・。
そんな後ろ向きの・・・そして安楽な・・・真冬の気配。
私は、こんな先の見えないような雰囲気が嫌いではありません。
時々、不安が胸をよぎるけれど。
こんな冬は、もう来ないかもしれないし、或いは、来年もこんな冬を過ごしているのかもしれないし、極端な話、来年は、もうこの世に生きていないのかもしれませんね。
北の雪雲を眺めながら、そんなことを思う・・・冬の匂いの始まる日。