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映画:宮松と山下

2022-11-22 23:30:06 | 演劇・映画

午前中、濃霧。

昼前から、日差しが出てきて、20℃近く迄、気温が上昇。

 

昨日は、ひとり映画。

『宮松と山下』を鑑賞。

今年・・・マスコミにタコ殴りにされた香川照之主演の映画。

宮松と名乗る記憶を失ったエキストラ俳優、そして、記憶を封印するもうひとりの自分(山下)。

1日に4回も殺され役を演じ、様々なエキストラ役の演技なのか、宮松或いは山下の現実なのか・・・時々、区別がつかないまま、ああ、これは、エキストラ役で・・・などと、反芻しながら見ていた。

香川照之は、稀有な役者だと思う。

日曜日の某・日曜劇場では、変顔、威圧、土下座、実直、正義感、背徳・・・さまざまな役を演じ分け、某・国営放送では、カマリキ先生を演じて、その昆虫愛を子供達と共有し、かつ、(たぶん、自分の息子へ、猿之助?襲名への道筋をつけるためであろうか・・・???このへんよくわかりません、間違っていたらごめんなさい。)歌舞伎役者として舞台に立ち・・・、そして自身は、かの東京大学卒・・・という・・・。

たぶん、それだけで、もう充分なんじゃないか・・・と思うくらい、努力しているひとなのだと思うし、この映画では、緊張するときの顔の筋肉の痙攣具合さえ、演じ切っているあたり・・・もう、普通の俳優じゃないのは、一目瞭然で。

それなのに、あのマスコミのバカ騒ぎって・・・やはり、国民に不利な法案を通すため、香川照之は、スケープ・ゴートにされたのかねぇ・・・。

このひとは、やりたいように生きていいひとなんだと思う。

こんな役者って、多分もう、この先お目にかかれないんじゃないか。

 

香川照之演じる宮松の封印していた記憶の中のキーパーソンである健一郎を演じる津田寛治も、また上手い役者だな・・・と思っている。

記憶に新しい(新しいったって、もう6年も前になるけれど)シン・ゴジラの巨災対のメンバー厚労省の技術医官役で、出演していたけれど、この時は、シン・ゴジラに合わせて、歯並びを変えていたのかな・・・???今回は、綺麗に治っていた???

某・大河ドラマでは、松平春嶽役を格調高く演じていたし、『ソロ活女子のススメ』では、マニアックなジェットコースター男を演じて、江口のりこを翻弄?していた(ドラマ終了後、富士急ハイランドでのジェツト・コースター搭乗後、頚椎などに障害が発生する事例が多発して、再放送のとき、このドラマは、オンエアされなかったのが残念。もう一回見たいと期待していたんだけれど・・・)。

 

私は、この物語(宮松と山下)をみて、特に、どうの・・・という感想はなかったし、正直なところ、よくわからなかった・・・というのが、本音なのだけれども・・・。

香川・津田の・・・こういう俳優は、やっぱり、好きなんだな・・・とか、思ったりで・・・。

 

 


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