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影子日記(4)~和宮様御留:有吉佐和子・著

2016-05-28 05:11:47 | 皇室
 
年初から、『影子』と言われている内親王さんの入れ替わりについて、皇室ウォッチャーさん達の話題になっている。

小説や映画にも、武田信玄、徳川家康の影武者だとか・・・戦国時代なんかには、多かったみたいだ。

歴史的に、政治が、皇族から、貴族(源・平・藤・橘の各氏)へと政権が移った平安時代、更に、鎌倉時代には、武家が、政権を担っていった歴史があるようで、皇族が、再び、政権奪還したのが、明治維新。太平洋戦争後、皇族は、国の象徴と、日本国憲法にうたわれている。

君臨すれども、統治せず・・・というのが、欧州と日本ということでいいのか。

象徴なれば・・・とりわけ紀元2676年続いたとされる血脈なんか、もうどうでも???イイワケで、皇太子(托卵説なんかも浮上)、内親王が、皇統の血統でなくても・・・それなりに対面をたもってくれりゃいいか・・・というのが、大方の意見なのだろう・・・と勝手に思っている。

この話を聞いたとき、私が一番最初に思い出したのは、故・有吉佐和子氏の著作『和宮様御留』であった。

読んだのは、ハタチくらいの頃で、私は、いつも閉塞感の中にいて、その中での唯一、狭隘な読書を楽しんでいた。

和宮様の影武者は、貧しい農民の少女・フキで、野山を走り回っていた少女を、御所に押しこめ、皇女らしい立ち居振る舞いを身につけさせられ、やがては、発狂してしまう・・・というストーリーだったと思う(余談だけれど、この時期、私は、有吉佐和子ばかり読んでいたのだった)。


浅学なので、間違ったことを書いてしまっていたらお許しを。

諸外国は、20世紀半ばで、長年続いた王朝が、次々に崩壊していった。その中で、2600余年続く王朝は、日本だけだという。

その長きにわたる血統も、途中で、幾度も途絶えた・・・と聞く。

歴史の闇の中に、葬られた皇族も、幾多、あったことだろう。

信じられないけれど、少なくとも、明治以前は、天皇家も質素で、貧しい暮らしをされていたし、親王・内親王として生を受けながら、ロクに、お墓すらない・・・とされる皇族もいるらしい。

大体、明治天皇すら、影武者説が浮上するくらいだから、現在の内廷皇族が、その血筋も怪しい誰かに成り代わったとしても不思議はない。

しかし、現在は、瞬時にして、世界に情報(画像など)を、発進できる手段を、フツーのひとが手にいれてしまった。

10年前ならいざ知らず・・・日進月歩の科学技術の賜物で、情報は、瞬時にして、世界を駆け巡る。いかに、某半島の北の国のように情報統制をしても、もう無駄だろう。

こうなったら、象徴として、ただ御身を慎み、御所を出ることなく、静かに、大好きな?祈りをされて、お過ごしくだされば、国民は、渋滞などに巻き込まれることなく、普段通り、生活ができるというもの。

それにつけても、オソロシイ世の中になったもんだ・・・と常々思う、情弱な日々・・・。

さて。本日は、午後から、バイトにいかねば・・・。




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