鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

訃報

2010-03-08 21:05:02 | Weblog
くもりがちな寒い一日。

朝、出勤して、パソコンを立ち上げて、全社おしらせを開く。
一番上の行・・・未読の赤い字で記された『訃報』。

所属の課は、違うのだけれど、フロアが同じで、この工場では、親しくしてくれた人が、亡くなった。

金曜日の退社時には、元気にこのフロアを歩いていたのに・・・。

構内ですれ違うと、手を振ってくれたり、声をかけてくれた数少ないひとのひとりだ。

最近、自転車に乗ってダイエットをして、随分、効果があったね・・・。
痩せたよ・・・って言って笑っていた。

・・・病気の前兆だったんだろうか?

もう逢えないね・・・。

でも、いつも楽天的で、自分のペースを守って生きていたひとだったのだし、少し、早すぎたけれど、たぶん、自分の人生に満足していたに違いない・・・。

人のことについては、あまり干渉しないひとだったし。

さようなら。

今まで、どうもありがとう。


ご冥福をお祈りいたします。

時代小説(或いは時代劇)の愉しみ

2010-03-07 21:09:01 | Weblog
冬に逆戻りしたような冷たい雨の一日。


私は、お侍さんの出てくる小説やドラマが、結構、好きです。
今年のお正月にテレビ東京で ON AIRされた『柳生武芸帖』もしっかり見てしまいましたし、久々に田村正和さん主演の『樅の木は残った』もばっちり見てしまいました。

『柳生武芸帖(五味康祐・・・すみません。すけの字が変換されませんでした)』は、硬派のチャンバラ・剣豪好きには、お勧めだし、『樅の木は残った(山本周五郎)』は、精神面での武士のドラマでした。
時代劇にも関わらず、殺陣のシーンが1回しかなかったし・・・。

映像化されると時間や配役・シナリオなんかの関係で、小説のストーリーを変更或いは、脚色で、原作とは、違ったものになる場合がほとんどだけれど、まあ、それはそれってことでしょうかね。その分、演じる役者さんが魅力的ならいいか・・・。
あまり大幅なストーリーの変更は、どうかと思うけれど・・・。

時代劇(或いは小説)の醍醐味は、ナンと言っても、端正で明快な武士道にあり・・・。
すっきりとした勧善懲悪にあるような気がします。
基準が明快だってことでしょうかね。
良いことは、良いし、悪いことは、悪いし・・・。

ドラマ開始後、40分後に、印籠が出てくるという・・・ああいったワンパターンドラマってのは、あまり好きじゃないんですけどね・・・。

時代小説というと、一番に思い浮かぶひとは、『司馬遼太郎』さんでしょうかね。
司馬さんデヴューは、割と早くて、中学1年生でした(かなり生意気?)。
司馬さんは、面白い。
何度読んでも面白い。

主人公が、雲の上のひとではなくて、等身大で身近にいるような感じがするし、完全なヒーローじゃないところが親近感をかんじますね。
『功名が辻』の山内一豊なんかその典型かな・・・。

江戸幕末の医学ドラマとでもいいましょうか。『胡蝶の夢』も随分、愉しみながら読みました。
超人的な語学の天才・島倉伊之助は、たぶん、アスペルガー症候群とかイデア・サヴァンを思わせるし、歴史の教科書には、出てこない人間の息遣いなんかを感じます。

今宵も本の中に、逃避しようと思います。

よく眠り、本を読む・・・。

2010-03-06 21:03:50 | Weblog
昨日の晩春を思わせるような暖かさが、徐々に薄れて、今日は、曇りで雨も降ったり。

ブログの更新も久しぶり・・・と言った感じで。

月初の会計が忙しかったこともあるけれど、どうにも書けず。

昨日の夜から、久々に良く眠った感じで、1週間仕事が忙しいと疲れているのがよくわかる。
もともと、体力は、ないし、感情的にいつも
(ど~しよう・・・)
なんて思っているので、経験のない仕事を振られたりすると、もう不安で、仕方がないという・・・小心者特有の心理なんだろう。
(できなかったら・・・どうしよう・・・)
いつも、いつも、そんな脅えている感じがしている。

もう随分と長い事、会社員をしているけれど、なにひとつ自信のある事も無くて、やっぱり、会社員は、向いていないし、適性もないのだな・・・と毎日、苦笑いをしている始末である。

やれやれ・・・困ったね・・・。

そんなふうに日々を過ごしていると、眠る前のホンの短い時間だけれど、本を読むということがワタシの生活の中で、すごく重要な日課だと改めて認識する。

特に、翌日が休みの場合、唯一、至福の時間と言っていいかもしれない。

よく眠り・・・そして、本を読む・・・。

多分、現実を逃避したいのだろう。

一人のときは、充分でも、人と関わりあいをもつと、どうしても、比較・対照が無意識に行われていて、あのひとは、どうして、あんなに恵まれているんだろうとか・・・
結局、自分は、自分だと・・・無理に、納得させていたものが、クラッシュしてしまう。

週末の引きこもりは、1週間、傷だらけになって生きている心を、或る程度、修復する時間かもしれない・・・。

そう・・・よく眠り、本を読む・・・。

最近では、開き直ってきて、
『こんな仕事、私にやらせているアンタ達にだって責任があるんだよ!』
と心の中で、毒づいている。

やれやれ・・・困ったね・・・!