♪やはり採血には蝶々針（ちょうちょうしん）…

３月１４日（木）晴、風寒し

午後から大阪に出て、ＮＴＴ西日本大阪病院の糖尿病センター・元村卓嗣Ｄｒの外来を受診する。

過去３年来、数値に格別の問題もなく推移しており、「地元の病院を受診したほうが負担も少ないでしょう？」と勧められても、ＮＯ,と言って元村Ｄｒの外来を受診し続けている。

なぜか？
この病院で、命を永らえているという恩義のような、また、安心感のような、そして、信頼感があるからで、とりわけ元村Ｄｒには、「がんであなたの命を助けても、糖尿病でダメになったということにはしたくない！」と心臓内科の刀根央朗Ｄｒ同道の上、４階のロビーにて膝詰めでインスリン投与を勧めていただいた有難い経緯がある。

がんになったおかげ（？）で私の高血糖症状が分かり、錠剤投与と食事療法、運動療法が始まった。
けれど、抗がん治療中はストレスや免疫力の低下などから血糖コントロールはうまくいかず、５年後には心筋の３分の１が壊死するに至り、近くの警察病院の心臓外科で手術予定も決まっていた。

奇跡が起こったのは、その前日。
確実なデータに基づく近代医学にも、奇跡といえるような不思議な現象があることを、私は自分のケースで知った。
一例は、他の多数例につながる。

心臓外科のなかったこの病院で、警察病院に手術入院させていただく患者の、最後の検査が始まった。

心臓にパッチを貼って口にビニールパイプを咥え、計器の付いたレザー椅子に腰をかけ、Ｄｒのご指示の通りに両足で車輪を漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。
「はい、早く～！　もっと早く！　次はゆっくりと…」

途中で、計測しておられたＤｒのお一人が突然、「あれっ？　通ってる！　…通ってますよ！」と大きな声をあげられた。
取り巻いておられた３人ほどの方々も「ほんとうや！」、「不思議ですね！」と驚かれ、とりあえず翌日の警察病院への転院は取り止めとなった。

狐につままれたような僥倖、奇跡といえるような不思議な現象に遭遇したことが、その後のどんなときにも【Ｎｅｖｅｒ　ｇｉｖｅ　ｕｐ！】の気持ちを掻き立ててくれる。

皆さま。
これからの人生、なにがあろうとも、決してあきらめないで！
奇跡といえるような不思議な現象が、きっと、必ず、あなたにも起こることを信じて！


　　　　　　

昼食はＮＴＴ病院の食堂でいただいた。
鯖の煮付け定食♪
程よい甘辛煮付けに、大根といんげんの付け合わせ。
お豆腐とわかめのお味噌汁、炒め野菜の卵巻き、あさりの炊き込みごはん。

炒め野菜の卵巻きがハイカロリーのようなので、訳を言って返したらもずくの酢のものに代えてくださった。

今日の昼食に、あぁ、春の息吹♪