さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪病友の付き添いで、初めて大阪ガン免疫化学療法センターを訪ねました!

2014年10月14日 23時07分53秒 | さくら的非日常の日々
10月14日(火) 晴

知人のW社長から携帯に連絡が入ったのは、今年5月のことだった。
「実は検査の結果、ボク、血液のがんなんですって…」

客観的な言い方が、氏の心の動揺をいっそう強く伝えてくれる。

無菌室に入って、孤独な抗がん治療を受け、このほど退院してこられた。
いつもと変わらない元気なご様子で、「もう、東京にも仕事で行ってきました!」と。

今は治療を終えたところで、体力回復を待って次の抗がん剤治療に向かわれるそうだ。
「その間の体力増強のために、免疫療法を考えているんですが、どこが良いでしょうか?」、「全国の色々な病院が取り組んで折られますが、大阪でしたら、武田力先生の大阪ガン免疫化学療法センターでお話を聞いてみますか?」とやり取りがあり「予約が取れました! …えっ、ボク独りで行くんですか? 広野さん、行ってくれませんの?」

…ん~。
女性は誰もが一人でどんどん行かれますけれどね。

しばしの後、【あなたのために、何かのできる幸せ】が、わが幸せ!、と思い直した。
日ごろからそのように生きてきたものを、ここで理由をつけて自分の都合を優先するのは、わが心が許さない。

で。
早朝、7時23分の特急でW社長と大阪に向かった。
人生、まだまだ前途は洋々の男盛り♪
「仕事が、あなたを待っていますもの」などと、話しながら。

                        ◆

「お久しぶりですぅ」
思えば武田Drが、大阪大学医学部講師時代に取材でお目にかかり、がんの先進医療の先駆者の道を歩まれるのをつぶさに拝見してきた。

金つなぎの病友も十数人がDrの治療を求め、奇跡的に重篤な多重がんの消失をみた方、延命できた方も多い。
けれど一方で、末期にすがり、思うに任せず逝かれた方もおられる。

この治療法なら万全!という、単一での抗がん治療法は、今に至るも無いのだ。

W社長は、Drの親身な、丁寧な説明に、満足して病院を後にされた。
待合室には次々に患者さんが来られ、免疫療法や温熱療法が患者さんに受け入れられていることを知った。



            

ロビーの壁面いっぱいに学位記や表彰状などが掲げてある。
学位記の額の隣に1枚の写真額があり、「学年総代として、学長から学位記を受ける」旨の説明がある。

凄っ!


             

帰途、ホテル京阪のティーサロンでお茶をしながら、病友の真澄さん宛てにハガキを書き、少し離れた郵便局に行き、投函した。
「あさってのNTT病院 がん・なんでも相談にいらっしゃいませ」と書いた。

そこから、きっと明るい予後が始まりますよ~!


              

帰路は別々に帰宅したW社長から連絡があり、「いま、近くまで来ています。 うっかり、電車代の不足分をお払いするのを忘れていて…」

ほどなく、わずかな電車代の不足分を届けに、わざわざ来てくださった。
客間で、がん予後の生き方・暮らし方などを話し合っていたら、みるくがゆっくりとW社長の膝に上がり座りなおした。

「あらら~。 人見知りの強いみるくが、初対面の、しかも男性の、お膝にあがるなんて!」
動物特有の鋭い勘で、律儀で優しい人は分かるのね!!

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