1月14日(木) 晴、暖かし
午前9時。
病友のゆきちゃんと不二子ちゃんが迎えに来てくださって、1時間かけて津市の楽々窯に向かう。
毎月1回、病友、学友の5人が学ぶ手びねりの陶芸教室。 指導してくださるのは、亡き則子姉さまの夫君・高楠正夫先生だ。
何しろ、優しい。
穏やかで、私たちの技も心も包み込んでくださり、「今日は、何を作りなはる?」、「あ、それ以上触らんといて。 僕、直しようがなくなる」(これは、主にさくらが言われていますぅ)などと。
陶房に集まるとすぐに、ランチ前のおやつだ。
今日は軟らかおかきと干し芋を炭火でこんがりと焼き上げて、はふはふ、はふ。
ゆきちゃんが火鉢の見張り番で、恭子ちゃんは植木鉢に置く猫を2体、上手く作って「みるくちゃんとウチのパン次郎よ♪」って。
不二子ちゃんは、しゃもじ立てにやはりかわいい猫を2体。 ゆきちゃんもひろこちゃんも思い思いの大作に取り組んでおられ、さくらは相変わらず、お通夜とお葬式にもらっていただくピンクの箸置きを作っている。
「志野と織部の釉薬で地味に作ってみようかしら?」、「いやぁ、あなたはやはりピンクが宜しいよ」、正夫義兄さまは即座に断言なされて「光子さん、ピンク」と書かれた釉薬のバケツを作業台にドンと置いて行かれた。
そういうことのようですので、皆々さま。 どうぞ私の葬儀においでくださいましたなら、なにとぞこの五弁の桜花の箸置きをもらってくださいませ。
ただただ皆さまへの感謝のこころで、嬉しく楽しく作りおりますゆえ。
ランチは、義兄さま手づくりの鶏めし、おでん、わかめ柚子ちらし、千枚漬け、柚子大根、奈良漬け。
おでんにきくらげ、イケますぅ。
さくらは菊芋を持ち込み、美恵子さんブラシで洗っておでんダネに。
それほど美味しくもないけれど、健康づくりのスーパーフードと思えば、「うん、イケますぅ」
新座のきょこさんから頂戴した三ケ日みかんを松阪の恭子ちゃんにもらっていただき、電話で繋がって良かったぁ。
午後8時に踊友のワタナベさん宅に伺い、明日の新年会の踊り衣装が腑に落ちないので、女物の長着をお端折りなしの対丈(ついたけ)に仕立て直す。
※採寸などほとんどを、ワタナベさんがしてくださって、ほんとうに本当に、ありがとうございますぅ。
午後10時に辞して、それからアイロンかけをしたり、小物をそろえたり、なので今日も明日に、Bed-in!
あなた様の優しさの伝わるコメントは、病友がたからも「癒され慰められてありがとうございます」と、お礼の連絡が届いています。
皆さまの分も、ありがとうございます。
さくらさんの幅広い趣味の一つ一つがお仲間達の
楽しみや生きがいのようなものにも繋がっている
のですね。
お集まりの皆さんの役割分担とその進行の様子が
・・そしてできあがった料理を囲む皆さんの姿・・
心の底までがいつまでも暖かくなるような様子が
映像として浮かんできます。
いつも深夜に亘る活動のさくらさん、しばらく
いい天気が続くようですが夜間の冷え込みは
厳しいようです。
くれぐれもご自愛下さい。