さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 毎週月曜日のルーティーンに、 終活のお片付けが組み込まれ、 シルバー人材センターの馬場さんに手伝っていただく

2023年02月06日 22時38分24秒 | さくら的非日常の日々
2月6日(月)  晴

昨夜は、午後11時に大阪から帰宅し、名張駅まで迎えに来てくれた長男が眠そうであった。
母の道楽を黙って見守ってくれる息子たちが有難い。

お正月以来、断捨離・終活を自らに義務付けたものの、一人で取り組むにはモノが多すぎるのと【もったいながり屋】の性癖が邪魔して、なかなか進まないので、今年73歳の馬場さんのてきぱきぶりが、有難い。

それでも途中で、例えば元松阪市長の梅川文男さん(長姉・故妙子姉さまの内縁の夫)の著書が2冊見つかり、「要りませんか? 送りましょうか?」と、ご次男の梅川健士さんに電話を入れるなどし、さくら♪の仕事はなかなか進まない。

家猫みるくを見送り、無症状の新型コロナ陽性罹患が悔しくて情けなくて、自責の念も半端なく、やがて耳が聴こえなくなり心のありようも定かでなく、モノ書きが、満足のいく原稿を書けなくなり、昨今の体たらくである。

梅川さんと亡姉・森妙子のことは、しっかり書き残したい、と以前から願いながら今は思うに任せない。
興味を持ってくださった皆々さまには、せいぜい過去に残した1,2のブログ投稿をお読みいただければ幸いである。

♪【心の鉄人】・梅川文男をご存じですか?
2012年04月09日 23時26分48秒 | 病老 Vs 老病介護の日々


4月9日(月)晴

朝から暖かい。
桜が咲きそろった今は、少し冷えてくれる方が花が長持ちしていいのに、と勝手なことを思う。

午前中、久しぶりに家事を楽しみ、少し庭に出て野菜畑の世話をし、午後は久しぶりに踊りのお稽古に行く。

夕方にモンパクトルのロールケーキを買いに行ったら、「今日は高校の入学式で、売り切れちゃったんですよ」と女主人がすまなそうに言われる。
明日、大阪の「かあさんのご実家にお土産にするね♪」と約束したのに、…銀士朗とげんかいが残念がることでしょうね。m(_ _)m

そうして、短い一日が終わった。

それから、「季刊・金つなぎ」34号を編集する長い夜が始まった。
わぉっ!
                          ◆
昨日、【花追い旅】に出かけた名古屋駅で、金つなぎのお仲間と出会って暫くしたら、初老の紳士がこちらを見ながら、行きつ戻りつしておられる。
「はて、どこかでお出会いしたことがあるような?」

「あのぉ、広野さんでしょうか? …梅川です」
「えっ、健ちゃん?」
今は亡き、長姉・妙子ねえさんの終生の恋人であった、故・梅川文男さん(元・三重県松阪市長)のご次男・健士さんだった。

数十年ぶりに妙子ねえさんの葬儀でお目にかかり、少し言葉を交わして以来、5年ぶりになる。

皆さんに、「亡くなった姉の恋人のご子息です」と紹介したら、玉ちゃんが、「えっ? 恋人はTさんじゃなかった?」って。

亡姉は、恋多き人だった。
思いこんだら命がけ、相手の方に対してはとても【尽くし型】の優しいひとで、生涯に特攻隊のひとやT氏ら、さくらが知っているだけでも、5指に余る恋人を持った。
そのうちで一番、姉が尽くし支え、惚れ込んで共に暮らしたのが、梅川さんである。 
※のちに、この姉を名古屋テレビの海老名敏宏プロデューサー(当時)が、朝の情報番組で放送してくださった折に、「梅川さんは姉の【内縁の夫】です」と紹介したら「【内縁の妻】は聞いたことがあるけれど?」と、怪訝な顔をなされた。

姉は、梅川さんが志を通して思想犯として投獄された長い期間に、ご家族の生活も含め一手に引き受けて支え、「梅川の陰に森妙あり」と言われて、内縁の夫を自他ともに許したのである。

梅川さんは、太平洋戦争(第二次世界大戦)後の非合法活動を通じ、世の人の幸せを願って生きた、孤高の文人政治家である。

佐野学や江田三郎ら著名な共産・社会主義者らが、獄中の拷問などに耐えかねて次々と思想を変え、転向していくなかで、一人梅川さんは非転向を貫いた孤高のひと。 何ものにも屈しない【鉄の心】を持ちながら、一方で詩文を良くする文人政治家でもあった。

妙子ねえさんと一緒に行った奈良への旅で、「大和路は 白壁多し 白壁に 秋の日映えて 旅ゆたかなり」と詠み、折々に色紙にしたためては、旅の余情を懐かしんでおられた。

叙景歌でありながら、上等の抒情歌でもある。
私はこの姉を、尊敬してはいるけれど、いろんな理由で好きではない。
けれども、この歌の醸す情景とその頃の二人の日々を思うと、女としてまことに羨ましくもある。

素面のときは少し気難しいけれど、お酒が入ると知的で洒脱な会話と振る舞いが魅力的であった等身大の梅川さんと、その業績を、後世に正しく書き残したい。
なにしろ、歴史に残るべきお人なのだから。
                     
今からまだ、機関紙の原稿を書かなければならないので、梅川文男と森妙子の在りし日に言及する時間がない。
梅川さんについては下記のWikipediaをご紹介して、今夜はここまでにしておきたい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E5%B7%9D%E6%96%87%E7%94%B7                 
                     
月曜日のもう一つのルーティーンは、踊りのお稽古だ。
足腰の鍛錬のために始めて、早や10数年が経つ。
私は一向に上達しないけれど。
                     
お稽古のあと、近くのミニストップのイート・インで、コーヒーブレイク♪
さくら♪は、コーヒーをやめて十六茶でくつろぐ。

友達との他愛ないお喋りで過ごすひと時も、得難いストレス解消法だ。
互いに、難有り有難し!




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