♪亡夫の13回忌を滞りなく…

　　　　　　　　　　　平成６年２月２７日、夫が逝った日…
　　　　　　　　「あり得ない！そんなこと。認めない！決して!!!」
　　　　　　　　　　　　私はただ、やたら怒り続けていた
　　　　　　　　
２月２７日（火）

２月２２日に退院。どの検査も花丸印の結果を貰い、５年前の前日に灰色退院した心筋症も今回はすっきり！
…なので、予定より早く帰宅したのだった。

２３日は来客とTEL相談相次ぎ、夜には真木夫婦に来てもらって仏間の大掃除。
翌２４日は亡夫の自宅での法要だ。
福岡の壽木一家が午後２時に帰宅、「おおぉ～、ぎんしろう！」と言いつつ抱き上げる。
よろっ。
大きくなったねぇ、うれしいねぇ。

喜ぶ間も、松阪からお招きした清光寺の方性（ほうじょう）様を「パパ、早く駅までお迎えに行ってぇ」などと、慌しい…

方性さまの読経は、融通無碍の曼荼羅華を体じゅうで感じ、静かな暖かい御仏の台（うてな）にあそばせて頂く心地がして、ありがたいなぁ。

松阪市の三縁山清光寺の五十世方性さま、横井信之師に、法事の度に優しく導かれてきた。
「誰かのために何かをさせていただける喜び」を感じて生きられるのは、実に、この方のおかげなのだ。

あれから１２年。“余命半年“の私が１３回忌法要をあれこれ指図している不思議！　あり得ない現実。