さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪3月のはじまりは氷雨から…

2006年03月03日 00時30分18秒 | さくら的非日常の日々
             松阪・清光寺の植え込みに
      亡夫の祖父・新次郎自作の雪見燈篭がひっそりと…
           お寺の檀家総代を努めた祖父は
        ひたすらお寺に尽くした人であったという

3月2日(木)

もう3月! しかも、はや3日。なのに、私の日記は2月末の亡夫の13回忌で足踏みしたままだ。今日も朝から、雪まじりの冷たい雨が降っている。

何しろ、生きて彼の13回忌をしてあげられる自信など、これっぽっちもないまま今日まで生き延びてきた私である。
格別の感懐もあって、なのになぜか、25日に松阪で精進落しに松阪牛のすき焼き鍋を囲んでいる席で、猛烈な悪寒と吐き気を覚え、火の気のすぐ傍でコートをまとって散々の有様。次男のクルマの座席をベッドにしてもらい、寝たまま帰宅した。
親戚やママのご両親、甥や姪たちにも心遣いが足らずに申し訳ない次第であった。

病院では、「どこがお悪いの?」と同病のMrsたちに不振がられたほど元気だったのに、退院して、意外な名張の寒さと法事の緊張から、胃腸風邪をひいてしまったらしい。

安静、保温、おかゆと梅干し。

★27日は亡夫の祥月命日。心を込めて、般若心経を唱え奉る。

深夜、突然今のドアが開き…、12年前の今日とおんなじ。
「ごめん、驚かせて…」
会社の帰りにママと立ち寄ってくれた長男だ。合鍵で我が家に入り、仏間で夫婦してお線香をあげ、おりんを鳴らしたというのに、奥の間にいるわたくし、病友からのTELに「大丈夫、大丈夫!」など、大きな声でやりとりしていて、息子夫婦8の“侵入”に気づかなかった!
怖っ。

1時間ほどお茶しながら、夫が急逝した日のこと、余命半年だった私の日々などを、思い出すままに。
「パパ。あんたと私は、ともにがんと戦った戦友だよね」

ママが黙ったまま、けれど興味深そうに聞いてくれてうれしい。

★28日は午後2時に、県立病院の中西部長と岸畑氏が来宅。
18日の講演会の内容について打合せを。

あわただしく、2月が過ぎた…




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2 コメント

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おめでとう… (さとこ)
2006-03-03 15:33:28
あのころをぞんじてますので、今のあなたのお元気がうそのようです。



ご苦労さまでした。

これからも、皆さまの中心でがんばってください。応援しています。
返信する
さとこ様 感謝です (さくら)
2006-03-04 01:55:00
ほんとうに、いま命永らえていることが自分でも不思議です。

ありがとうございました。いろいろ、ありがとうございます。



これからも、見守ってくださいね。
返信する

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