友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

小学校の校庭はドロドロに

2025年01月10日 18時02分43秒 | Weblog

 朝、窓外を見ると銀世界だった。「わあー、キレイな雪景色!」と思わず写真に収めた(写真)。そしてすぐ恥じ入った。雪国は豪雪に見舞われ、死亡者も出ているのに、キレイなどと浮かれていて申し訳ないと。

 私の教え子に、山形県の山奥で自給自足の暮らしをしている女性がいる。育てている羊の毛を刈り、毛糸を作り、編んでくれたチョッキは温かく、寒い冬には無くてはならない。今年は大雪と予想されているので心配である。

 当事者とそうで無い者では、受け取り方が全く違う。自分のことばかりを優先させてしまい、他人を思う気持ちを忘れてはならないと、改めて気を引き締める。小学校の校庭から、子どもたちが雪合戦に興じる声が聞こえる。

 子どもは素直でいいなぁー、人間は何歳くらいから他人のことも配慮するようになるのだろう。人間は共同生活をするようになって、言語を習得したと言われている。サルからどのように変化して人間になったのだろう。

 友だちが、ゴリラの研究家で元京都大学の総長、山極寿一先生の講演会に誘ってくれた。日時は1月18日土曜日の午後1時半から、会場は八事興正寺の光明殿大ホール、参加費2千円、講演名は「共感革命」である。興味のある方は八事興正寺に問い合わせて欲しい。

 山極先生は言う。「ゴリラ社会は人間社会の縮図であり、原点」「人類は言葉を獲得し、発展させ、そして思想や宗教を生み出してきた」。どんな講演が聴けるのかとワクワクしている。雑誌『文芸春秋』12月号に、有働由美子さんとの対談が掲載されていたが面白かった。

 人間は知恵を得て発展して来た。今では地球の支配者であるが、個別に見れば、諍いが絶えない。もっと仲良くする知恵を得たいと思うが、どうして進まないのだろう。今朝の雪は、午後には溶けてしまった。小学校の校庭はドロドロになっている。

 

 

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