続いていた雨が止み、やっと空が晴れて、秋っぽい風が吹いている。今日は小3の孫娘の学校の運動会だったが、27日へ延期となった。長女はメールで、小3の孫娘が出場する演目は2つで、リレーには出られなかったと知らせてきたが、「期待するような活躍はないから来なくてもいいよ」という気持ちが働いているような気がする。
できれば「よいところ」を見せたいのが親なのかも知れないが、活躍するかしないかに関係なく、ジジババは孫の顔は見たいものだが、親はそこまでは気が付かない。長女も次女も走るのが早かったので、クラス対抗や地域対抗のリレーの選手に抜擢された。長女は怖いもの知らずのおてんばで、何でも挑戦するのに、次女は臆病で決して真っ先にすることはなかった。
私は歩き出した長女に、男の子が好きなおもちゃを与えてみたが全く興味を示さず、人形とかままごとに夢中だったので、子どもの時から性の違いがあることを知った。ひとり遊びの好きな長女は運動神経の良さからか、身体を動かすことに積極的だった。おかげでケガすることも多く、よくカミさんに注意されていた。カミさんは長女の自由奔放さに困り果てていたから、ここぞとばかり叱りつけたので、私が「そんなこといいじゃないか」と口を出し、「あなたが一番悪いのよ」と言われる破目になった。
次女は慎重派で、長女の後をついて回っていた。小学校の高学年くらいの時、私が「たまにはお姉ちゃんに逆らったら」とけしかけても、「いいの、お姉ちゃんは間違わないから」と言う。次女が4・5歳の頃だと思うが、何かを言ってカミさんに叱られたことがあった。次女は「ほんとうのことなのに」と泣いて抗議していた。空気を読まずに本当のことを言う癖は今も続いているみたいだ。
子どもは「誰もが天才」と私は思っている。積極的な子も、慎重派の子も、みんなそれぞれの個性である。できるとかできないで評価してはダメだ。子どもをのびのびと育てるのは親の役割。「叱らない。怒鳴らない」。うまくいかなければまず、自分を反省する。「天才の子ども」も高校生くらいになれば、「普通の子」になる。やれやれ、子育ての終わる時だ。
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