6歳の孫娘はピアノを習っている。その音楽教室の発表会が土曜日に行われたので、2組のジジ・ババは揃って出かけた。先回もそうだったが、孫娘が習っているのは電子ピアノなのに、なぜか理解できていない。舞台には24台の電子ピアノが並べられ、中央にはドラムセットが置かれている。演奏者は一番少ない14名、多いグループは24名で、それぞれが演奏する曲にふさわしいファッションで出てきた。
小さな子のグループは演奏が終わると舞台の前に進み、みんなで歌を歌ったり、リズムに合わせて踊ったりもする。最後に先生たちによる演奏がありエグザイルの曲に合わせて、何人かの子どもたちが出てきて踊ったけれど、それは大人顔負けなほど上手だった。20歳の孫娘も子どもの頃ピアノ教室に通っていて、その発表会でも合奏はあったけれど、これほどのパフォーマンスはなかった。
我が家の娘たちもヴァイオリンを習っていたから発表会はあったが、ひとり一人が舞台に立ち演奏する形式だった。別に演奏家になって欲しいわけではなかったが、彼女たちにとっては苦しい練習だっただろう。20歳の孫娘が習っていたピアノ教室は厳しさで有名だったが、プロになった人がいるとは聞かない。それでも発表会で聴くと、高学年の子はプロ並みに上手かった。
6歳の孫娘が通う音楽教室では、きっと誰もが音楽は楽しいと思うだろう。それでもっと好きになればプロを目指す子がいるかも知れない。ただ、発表会はグループなので、我が子や孫がどこまで上手くなっているのか分からない。見る側としてはそれが物足りない。発表会の後、ババたちからご褒美のプレゼントが渡され、孫娘は鼻を高くしていた。
「来年は音楽教室には行かないよ」と孫娘は言う。小学校へ上がると今の音楽教室は遠くて通えないからだ。「じゃー、どうするの?」と聞くと、「勉強する」と言う。えっ、6歳の私はこうは答えられなかった。大学生の姉の姿や学会へ行くために準備している母親の姿を見ているからだろう。スゴイ!天才の勉強家だ!
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