友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

今はどういう時代なのか?

2015年11月07日 13時28分33秒 | Weblog

 最近、妙に昔の知り合いが訪ねてきたり電話してきたりする。「私学助成の署名をお願いしたい」と言うので、上がってもらった。部屋からルーフバルコニーが見える。秋のバラがいくつか咲いている。「今、チューリップの球根を植え終えて、コーヒーを飲もうとしていたところ、一緒にどう」と誘う。幸いにケーキもあったので出すと、「絵に描いたような幸せな生活ですね」と言う。他人から見るとそんな風に見えるものかと思った。

 「もう選挙には出ないのですか?」と言うので、「もう、70過ぎですよ」と答える。政策が良ければみんなが支持してくれる。正しいことを言っているのだから、みんな応援してくれる。そんな驕りがあった。ひとり、ひとりと結びついていく関係を作り上げていかなければ選挙には勝てない。自分を知ってもらい、その核が増殖していくような活動が無ければダメなのに、当時は組織に頼らない方法があるように思っていた。

 昔の知り合いで80代の人が、「歴史は好きかね?」と言う。「ええ、好きですよ」と答えると、「徳川家康生誕400年記念講座をDVDにしてあるからあげる」と持ってきてくれた。天下を統一した織田信長、豊臣秀吉、徳川家康はともにこの地方で生まれている。3人の中で中国の歴史や思想を知っていたのは家康だけだと思う。戦争にどんなに強くても統治するのとは違う。家康が徳川300年の礎を築いたのはやはり知識にあったと思う。

 家康は大名の今川家の人質になっていた時に勉学している。信長は家康と同様に大名の子ではなく、学問できる環境もなかっただろう。秀吉は子どもの頃寺に預けられたが、そこまでの学問はしていないだろう。人々の不満、天皇や貴族あるいは武士、神職や僧侶らも不満はあっただろう。幕末までの長い間、大きな戦争が起きなかったのは徳川の政治の仕組みと人々の生き方・価値観にあったように思う。限られた実際には狭い範囲ではあったけれど、自己表現が許されていたことにあると思う。

 社会全体の生産力と社会の体制は密接に結びついている。今がどういう時代なのか、興味深い。大和塾でこの辺りについて話してくれる人はいないかと探している。どんな視点でも、どんな立場でもいい、ぜひ、教えて欲しい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 専業主婦でいい | トップ | 音楽教室の発表会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事