たばこの気持ち

12月6日のお昼休み、浜松町の旧芝離宮恩賜庭園まで散歩に出かけました。入口で年間パスポートを提示し、いつものように左回りに歩きました。

紅葉が見ごろでした。中之島を通り抜け牡丹園に着くと、早くもスイセンが咲き始めていました。あと2週間もすれば、葉の落ちた牡丹園が、一気に満開のスイセンで黄色くなることでしょう。その頃、また訪れてみようと楽しみになりました。

初めての高尾山は、紅葉がとてもきれいでした。念のため、今回はケーブルカーを使いましたが、次回は下から歩こうと思いました。
高尾山に入れば全山禁煙ですが、どうしてもたばこが欲しくなりますね。

そんなとき、プルームテックが使えたらいいな、と思いました。使用しても火は出ないし、煙も水蒸気ですから、山火事になる心配がまったくないので、気を使わずに枯葉の多い山道でも楽しめることでしょう
高尾山を下りて、すぐ左手の茶店横に、白石を盛ったスタンド灰皿が目に入りましたので、ポケットからメビウス・エクストラライトを取り出し、紙巻きたばこで一服させていただきました。

そこに1人の老紳士がやってきて、
「いや〜っ、何時間ぶりかのたばこはうまいねぇ。高尾山だから仕方ないけど」
とおっしゃったので、私はプルームテックを手に、
「これが使えるようになれは、だいぶ助かるんですけどね」
と言ったら、老紳士もプルームテックをポケットから取り出し、
「これだろう、俺もそう思うよ。なかなか買えなかったけど、モーターショーで即売会があり、そこで1時間並んで買った。禁煙でも、これが大丈夫な場所では使ってるよ。ちょっと物足りないけど、俺は強いたばこ吸ってるから」と灰皿に吸い終わったたばこを捨てました。
「何を？」と私が聞くと、
「ショートホープだよ」と得意げに微笑みながら言いました。