8月11日の火曜サプライズで、ウェンツ君と菅田君が、ビールワンパインツを手に、日本の英国風パブでテンション高く、イギリスの話題で盛り上がっていました。
私が子どもみたいな童顔のまま、初めてイギリスに出かけたのは20歳の冬でした。ウェンツ君と同じ「シェークスピアの母国で演劇を見まくる」という動機で、ドーバー海峡を私と渡った宇都宮出身の赤羽君は、大学卒業後、文学座にただ1人合格し、やがて舞台監督になりました。
たばこはもっぱら青いハイライトだったので、赤羽君が舞台監督をした紀伊國屋ホールに1カートン差し入れしたとき、喫煙所に入ったら「東京オリンピック1964」を撮った市川崑さんが、歯抜けの前歯にたばこを挟んで吸っていました。
2度目のイギリスは30歳を過ぎた頃、留学中の友人YS君を訪ねて、ただいま信販会社の社長をしているAS君と夏休みを取って、アエロフロート機のモスクワ回りのパリ経由で出かけたのです。
時あたかも白夜だったので、やたらと昼が長く、下戸の私でさえ昼・夕・夜と、生ぬるいビタービールをハーフパインツ飲んでいたのです。
大学で勉強していた留学中のYS君をよそに、2人でウェールズ〜スコットランドと足を伸ばし、エジンバラのインドカレー店で強烈な下痢をしたり、88年前に全英オープンをしたリンクスのコースでゴルフもしたんだよね。そんなこんなで67歳、世の中なんとかなるものですね。