goo

嵐山光三郎さんの悪妻論が面白い!

2020年09月25日 | O60→70(オーバー70歳)
嵐山光三郎さんの『文人悪妻』(新潮文庫、平成24年4月1日刊行)も一気読みしました。その中で面白かったのは、168〜182ページの「佐藤千代子、神近市子、岡本かの子」でした。



とくに佐藤千代子さんは、谷崎潤一郎さんから佐藤春夫さんに「譲渡された人妻」であり、谷崎潤一郎さんの岡本かの子さん評(白粉デコデコの醜婦で、着物の趣味も悪い)にもビックリさせられました。



そして、テレビ出演やABC文体で脚光を浴び大活躍していた嵐山光三郎さんが、まだ78歳であることにも驚きでした。著作を検索したら、まだまだ読んでいない本があるので、楽しみが増えました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

鯛焼きと今年はよく食べたスイカバー!

2020年09月24日 | 気ままな横浜ライフ
悪い頭をいつも以上に使った時は、横浜駅西口「くりこ庵」さんの鯛焼きがいいですね。




今年は暑い日が続き、氷菓を欲しがる身体には、定番の「スイカバー」が美味しく感じました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

逃走イノシシさんの運命!

2020年09月24日 | O60→70(オーバー70歳)
去年の干支は「己亥(つちのと・い)」でした。「己(つちのと)」は明るい中天の太陽、「亥(い)」は暗闇の新月を象徴しているそうです。今月初旬、テレビでイノシシ狩りをしている動画が放送されていました。

大人たちが棒を持って、必死に逃げ走り回るイノシシさんを追い回している姿は、現在のコロナ禍対応をはじめとする政治状況を見ているようでした。対象への認識や対策がおかしいと感じたのです。結果的にイノシシさんは、猟友会の人によって銃殺されたようですが、そこに「優しさ」はありませんでしたね。



最も適切な方法は、西部劇のようにロープで輪っかを作り、クルクルと回してイノシシさんの首に引っかけて捕獲すべきでした。そうすれば、今回のような、大人たちのみっともない慌てぶりや、幼稚な、棒で叩くなどの無意味で過剰な暴力は不要でした。

私が福島県東白川郡塙町で暮らしていた時、牛を飼っていました。たまに子牛が牛舎から柵を潜り抜け、外へ逃げ出し近所の畑などを駆け回る事態が起こりました。成牛には鼻輪がしてあるので、そばに近づいて後方から鼻輪を取って、上に引っ張ると大人しくなります。

しかし、子牛にはまだ鼻輪を付けていないので、嬉しくて走り回る子牛といえども凄い力があり、制御するにはロープの輪を首にかけるしかなかったのです。親兄弟で子牛を囲んで、パーっとロープを投げ捕獲する作業は、とても懐かしく子牛とのジャレ合いでもありました。そこには「優しさ」がありました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

たまには夫婦の激論も必要なのかも?

2020年09月23日 | O60→70(オーバー70歳)
うちのカミさんは、時として自分の精神領域と旦那の精神領域との区分けがなくなり、過剰に旦那の精神領域へ立ち入り、結果的に拒否されるとブチ切れる傾向があります。

そうして時々、67歳の男と55歳の女が、マジ切れで食器などに当たりながら、30分ほど激しい言い合いになることがあります。

これもまた、何事もないよりは心身の活性化につながることですし、お互いの領域を相互浸透させ(所詮他人同士で、まだまだ分からないことも多い)、嫌な気分になる時間を耐えつつ、夫婦としての相互理解や、これからの人生に役立つことでしょう。

息を吐き切った感のある前夜が過ぎれば、それまでとは異なる近からず遠からずの微妙な距離感に進化しているんですね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

小川畜産商会のチャーシュー!

2020年09月23日 | 気ままな横浜ライフ
先日のちょい飲みは、きゅうりとカブの浅漬け、もやしとさつま揚げの和え物で、キリンさんの「氷結/みかん」を美味しくいただきました。



家族のメインお惣菜は、黄金町の老舗「小川畜産商会」さんの「焼豚」で丼物をこしらえました。




この焼豚は高いですが、何にしても間違いありません。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

初めての焼肉「横浜苑」

2020年09月22日 | 気ままな横浜ライフ
先月の23日(日曜日)、夕食は横浜駅西口で子どもと待ち合わせ3人で、「横浜苑」さんの焼肉を美味しくいただきました。


初めて利用したお店です。


焼肉屋さんに限らず、お店が多過ぎてどこがうまいか、しょっぱいのかも見当がつきません。

そして、翌日のちょい飲みは横浜駅西口の「今村商店」さんのハッピーアワーでした。久しぶりのカウンター席、サントリープレミアムモルツの生ビールがしみました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

サントリーの強さのルーツについて

2020年09月22日 | 気ままな横浜ライフ
先日の一気読みは、山口瞳/開高健共著『やってみなはれ みとくんなはれ』(新潮文庫、平成15年9月1日刊行)でした。



改めて、お二人の文章に感動させられました。とくに、開高健さんは高校時代に『裸の王様』を読んで以来の大ファンで、若かりし頃、たくさんの著作を読ませていただきました。



また、表紙や文中に描かれている挿絵が柳原良平さんで、今でも我が家のトリスにくっついています。そして、桜木町に係留してある日本丸のそばに柳原良平ミュージアムがあります。まだ入館したことがないので、今度、訪れてみようと思います。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ひまわりと京急線の高架下!

2020年09月21日 | 気ままな横浜ライフ
日々、うまくいったこともあり、うまくいかなかったこともありますね。


先日、第一京浜沿いのENEOSの花壇に、ひまわりが咲いていました。信号待ちと電車の乗換えは、運悪くいつもより待たされました。薄暮の夜空には半月、久しぶりに月を見たような気がします。



京浜急行高架下の鉄板に覆われた空間は、黄金町〜日の出町エリアのように、再開発されるのでしょうか?それから、レーズンサンドは小川軒という説もありますが、北海道のこれもうまいですね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

塩野七生著『再び男たちへ』

2020年09月21日 | 気ままな横浜ライフ
先日の読書は、塩野七生著『再び男たちへ/フツウであることに満足できなくなった男のための63章』(文春文庫、2018年1月10日刊行)を読みました。初版は1991年で、1989年からの「激動の時代」を振り返るにはもってこいの内容でした。



自由・平等・博愛の深い意味を知りました。とくに、「博愛」の原語をたどると「同志愛」が適切であり、同志以外には冷酷になる要素を含んでいるそうです。その意味で、安倍首相は「博愛主義者」であったのかも知れませんね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

カフカの魅力を再発見!

2020年09月20日 | 気ままな横浜ライフ
永井荷風さんの『断腸亭日乗(上下)』と、谷崎潤一郎さんの『瘋癲老人日記』を読み終え、昨日からドルーズ/ガタリ共著『カフカ』を読んでいます。


カタカナ混じりで、細かい文字がびっしり詰め込まれた文章から、一転して哲学用語満載の文章はとても刺激的です。たとえば、次のような文章で心がワクワクさせられています。
【34ページ】
口・舌・歯は、その原初的な領域性を食料のなかに見出す。音声の文節化に専心することによって、口・舌・歯は非領域化する。したがって、食べることと話すこと、そしてさらに、外見にかかわりなく、食べることと書くこととのあいだには何らかの分離がある。おそらく、食べながら書くことは、食べながら話すよりももっと容易にできる。しかし書く行為は、ことばを食物と競合できる物に変形する。これは内容と表現の分離である。語ること、そして特に書くことは、断食することである。
【78ページ】
手紙と悪魔の契約、物語と動物への変身、長編小説と機械状鎖列----。

私は17歳からノートに日記を書き、いくらかそれがの残っており、手紙(はがきや電子データ化したものを含む)に関しては、かなりの量(相手からの返信を含む)を保管しています。しばらくしたら、当時の自分とは異なる人間として、それらを読み直してみたいと思います。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )