新日本婦人の会福井県本部の多田初江会長、藤岡ひとみ事務局長らが、福井県教育委員会に「池田中学校生徒自死事件を受けて福井県における教育の在り方についての要望書」を提出し、懇談しました。
淵本幸嗣企画幹らが応対しました。私も同席しました。
要望内容は、①ひとりひとりの子どもに向き合い、楽しく学べるよう正規の教職員を増やしてください、②30人学級を実現してください、③教員の過密労働を改善し、子どもと向き合う時間を保障してください、④全国一斉学力テストへの参加を中止してください、の4点。
池田中学自死事件について、県教委は「池田へカウンセラーや指導主事、新たな校長を派遣した。池田から最終報告をもらい、さらに県としても考えていきたい。教員間での問題点の共有、そのために校長のイニシアが大事」などと答えました。
参加者からは「私の孫が中2で不登校になっている。プリントなどを持ってくるだけではなく、気持ちに寄り添ってほしい。池田での自死事件のテレビ報道をみていた孫が『子どもが死なないと教育委員会は動かんのやなあ』と言った。同じ年齢でもあり、ぐさっ、ときた」との発言もありました。
学力テストについては、「授業改善にいかすためのもの。学校などの序列化、過度な競争にならないようにしているし、他県のように成績公表もしていない」などと答えました。
しかし、実態として、現場の教師と子どもに過度なストレスになっているのではないでしょうか。
今日の県民福井より