武生センター合唱団創立50周年記念 第42回定期演奏会「平和を願い うたい続ける」。会場の越前市いまだて芸術館満員のお客さんでした。戦争中の動物園の動物殺害の悲劇と戦後、生き残った象をみたい子どもたちのための特別列車「ぞうれっしゃ」を描いた圧巻の合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」はじめ、さまざまな合唱も良かった。今回は亡くなられた尾谷誠先生を追悼する演奏会でもあり、「百万本のバラ」「発泡酒ブギ」「ばあちゃんの詩」「愛の風車」など尾谷氏が編曲された曲が演奏されました。福井市9条の会の世話人会活動のなかでも、「運動にうたごえ、を。音楽9条の会をつくります。合同でイベントをやりましょう」など、つねに運動を勇気づけ、励ます歌を位置付けておられた姿を思い出しました。
「ぞうれっしゃがやってきた」は4歳児から80過ぎの方までの合唱団が1月から毎月2回の練習をおこなってきた、ぞうれっしゃは武生からも名古屋の東山動物園へ走った、と横井和子団長があいさつで述べられていました。途中、合唱団のお母さんが抱えた赤ちゃんが泣きだすハプニングも。しかし、これも平和と生活を歌うセンター合唱団ならではの光景だなあ、と感じました。ミサイル攻撃をうけての子どもの鳴き声とならないようにしなくてはなりませんね。
会場では能登半島地震被災地の七尾市、輪島市の障がい者施設のお菓子やコーヒーなど物品をハスの実の家の具谷さんらが販売しており、さっそく買い求めました。
秋を感じた一日でもありました