物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

これであなたも宴会の達人!

2015年04月08日 | Weblog
月曜日はチームの歓送迎会。火曜日は研究所のチームの歓送迎会。
2年目のS君が、会社の宴会の幹事をやっている。一生懸命頑張っていて好感が持てる。ただ、あまり誰からも教えられてないようだ。まだまだノウハウ不足。宴会を上手く仕切れるかは、社会人のリテラシーだ。部署や上司によっては、相当うるさいところもある。
私は基本的には全くうるさくないが、アホほど幹事をやってきたので、経験値は持っている。それらをまとめてメモにし、彼に伝授した。


<これであなたも宴会の達人!>
【店の選定】
・場所は、事務所からなるべく近い所。あるいは駅近で。昔は最寄りは梅田か難波が多かったが、今は淀屋橋・本町界隈にもたくさん候補店がある。
・業務用営業のお客様の店をなるべく使うこと。
・熱源のチェック。鍋料理などでIHはご法度。
・基本的には個室、もしくはパーテーションなどで自分たちの一角が仕切られているスペースを確保できる店。
・初めて行く店はネットの口コミなどで情報を調べておく。人数が多い宴会やVIPがからむ(幹部が主賓)宴会で初めての場所なら、下見に行っておく方がベター。
・予算は5000円前後を目安に、会や参加者のグレードも考慮して臨機応変に。
・料理は和食や中華などオーソドックスでよい。奇をてらってエスニックなどをチョイスするのはリスクが高い。
・参加者の年齢などを考えて質・量どちら重視か判断すること(だんだん量<質になってきている)。
・年配の人や腰が悪い人が居る場合は、和室でも掘りごたつが望ましい。
・飲み放題を付けておいた方が無難。

【当日の仕切り】
・幹事は早目に会場入りしておく。
・重要な宴会は、席順あるいはおおよその場所を決めておく。そうでない場合は、主賓や上席者をまず上座に固定し、あとは自由に座らせる。
・幹事の席は、一番入口に近い側が店員とやりとりがしやすい。
・司会進行は元気に明るく、大きな声で。冒頭、宴会の趣旨(○○さんの送別会、××のお疲れさま会etc.)だけ簡単に宣言して、素早く乾杯に移る。
・冒頭挨拶および乾杯は、通常その場の一番上席者が行う。事前にお願いしておく。
・冒頭挨拶で、転出者について触れてもらう場合、本人の所属での職歴なども挨拶者に知らせておくのが親切。退職者の場合はそれまでのキャリアも含めて必須。
・乾杯が終わると、当日のシステム(コースorアラカルト、飲み放題か否か)を簡単に紹介する。
・宴会の途中も飲み物の状況には絶えず気を配る。各自が勝手に店員に注文してくれる場合は楽だが、追加を幹事にいちいち言ってくるパターンがある。じゃまくさいがニコやかに対応すること。
・焼酎をボトルで頼んだ時などは、水割り・お湯割り・ロックなど、作る役割を買って出る。
・幹事というより若手なら、できるだけお酒を注ぎに回って多くの人とコミュニケーションをとるべし。人間関係を構築するのは、(仕事で頑張るよりも)酒の席が手っ取り早い。
・主賓の挨拶は会の途中。酔っぱらう前のちょっと早目くらいの方が皆聞いてくれやすい。
・挨拶は、歓送迎会の場合、転入者→転出者の順番。転出者の方がその部署に長くいたので、クライマックス感が出る。転入者・転出者の中では、目下の人→目上の人の順番の方が収まりが良い。
・挨拶をしてもらう人には事前にお願いする。宴会のどの辺りで振るか、あるいは宴会の途中で「そろそろ」とか「何分後にお願いします」などと、こっそり予告しておくと相手は安心する。
・主賓が退職者の場合は、花束・記念品などを準備する。写真撮影も行う。
・締めは、その場で二番目の上席者にお願いする。こちらも事前にお願いしておく。
・挨拶などは「ムチャぶり」の面白さもあるが、若手の司会がそれをするのは避けた方がいい。

【支払いおよび宴会後】
・会費が決まっているのなら事前徴収しておくこと。そうでなければカード払い。
・宴会後その場での徴収は、皆酔っぱらっていて、支払い忘れなどが出るリスクがあるので、なるべく避ける。
・締めの前に支払っておくと、宴会が終わってから支払っている間に参加者を待たせたりすることがないのでスマート。
・店を出る前には会場で忘れ物のチェック。支払いとかぶってしまいそうだと、他の人にお願いする。
・翌日以降徴収する場合はなるべく早目に請求する。会費の傾斜配分は行ってよいが、極端に傾斜する場合は負担の大きい人に確認しておく。
・翌日、主賓や参加者と顔を合わすと「昨日はお疲れさまでした」と軽く挨拶しておく。

以上
コメント (2)
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