物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

負けから始まる猪木イズム

2022年10月04日 | Weblog
猪木のキャリアをあらためて振り返ると、節目節目で必ず敗れていることに気付いた。

・1960年9月30日 大木金太郎戦(負け)
言わずとしれた猪木寛至のデビュー戦。この日は馬場正平のデビュー戦でもある(田中米太郎相手に見事初戦勝利)。


・1972年3月6日 カール・ゴッチ戦(負け)
新日本プロレスの旗揚げ戦。師匠カール・ゴッチとのメインイベントは、猪木の卍固めをリバーススープレックスで返され敗れる。


・1976年6月26日 モハメド・アリ戦(引き分け)
「世紀の一戦」が試合直後は「世紀の凡戦」に。試合は引き分けたが、本興業で新日は多額の借金を背負う。


・1978年11月25日 ローラン・ボック戦(負け)
猪木初のヨーロッパ遠征。この時、ボックとは3度戦い、1勝1敗1引き分け。日本ではこの最後の敗戦がTV放映された。「シュトゥットガルトの惨劇」と言われる。


・1983年6月2日 ハルク・ホーガン戦(負け)
第1回IWGP優勝決定戦で、ロープ越しにアックスボンバーをくらい、失神KO。後にこれは猪木独断のアングルだったと判明。


・1989年4月24日 ショータ・チョチョシビリ戦(負け)
新日本プロレス初めての東京ドーム興行。ソ連の柔道家・チョチョシビリに惨敗。異種格闘技戦初めての敗北となる。


このように大事な戦いで猪木はよく敗れる。
でもその「敗者のロマン」に信者は引きずり込まれるのである。
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