物部の森

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【書籍】日本の200年(上・下巻)

2009年05月26日 | Weblog
 『日本の200年(上・下巻)』(アンドルー・ゴードン著・森谷文昭訳、みすず書房)を読む。

 学校教育で現代史は習わなかった。その証拠に、高校時代に使っていた教科書『詳説日本史』(山川出版社)をまだ残しているが、アンダーラインが引いてあったり、学習の痕跡が残っているのは、第二次世界大戦敗北のくだりまでである。
 本書は上下巻合わせて700ページもの大著だが、前近代(徳川時代)~現代までの約200年間の日本史の流れがよく理解できる。特に現代史(連合国軍占領以降の出来事)については、体系立てて学習したことがないので、恥ずかしながら「そうだったのか」と改めて知るようなことが多い。著者はハーバード大学歴史学教授。一部の「歴史修正主義者(リビジョニスト・ヒストリアンズ)」の主張には「視野の狭い国家主義歴史観である」と批判的だが、概ね客観的な“立ち位置”で書かれている。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山川読みました。 (マルティーノ)
2009-05-27 23:39:06
偶然私は先週山川出版社の「ストーリー 日本の歴史(近現代史編)」を読んだばかりでしたが、ついつい学生時代の山川の教科書を思い出しました。あの入試向けの教科書じゃないし、ちょっとは面白いかなぁと期待して読みましたが、教科書と同様、お勉強のような内容でした。なかなか、面白く近現代史を読むのは難しいですね。
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確かに難しい・・・ (モジャン)
2009-05-28 23:47:56
確かに歴史関係はその著し方が難しいですな。
簡潔に書こうとすると、勉強チックで無味乾燥になってしまうし、小説仕立てだとデフォルメされている感じが出てしまうし。
本書はその真ん中くらいの加減で良いと思います。
また情報交換会しましょか!?
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