物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

上原でいい

2008年07月21日 | Weblog
 北京五輪野球の日本代表編成委員会が17日、東京都内で開かれ、代表24選手を発表した。注目の巨人上原は、投手10人の中に選ばれ、予想通りマスコミは非難ごうごう。選考に際しては、当然現時点での成績・調子が重視される中で、今季の上原は2勝4敗、防御率6・46、二軍での調整期間も長く、全く結果を挙げられていない。しかし、星野監督は、「(上原を選ぶことについては)少しも迷わなかった。」と揺るがない。「上原、岩瀬、藤川の3枚クローザーを想定している。」
 確かに国際大会では、日本プロ野球における成績も大事だが、それよりも、「海外相手に通用しそうな選手」という、非常に漠然としているが、重要なディメンジョンがあると思う。国際試合との相性といったものか。専門家ならずとも、野球ファンなら何となく共感できる感覚である。
 例えば、投手で言えば、現在セ・リーグ防御率1位の川上は選ばれ、2位の石川、3位の下柳は選ばれなかった。これは単に「数字的に川上が上だった。」という問題ではないと思う。残念ながら下さんには、国際舞台で活躍する姿は想像しにくい。やはり軟投型の石川も頼りない気がする。たとえ川上がこの二人より数字的に下であっても代表入りしただろう。また楽天からは両リーグトップの12勝を挙げている岩隈ではなく、田中マー君が選ばれたのも、微妙だが分かる気がする(岩隈WBCもひどかったしね。個人的には応援しているが)。
 短期決戦のオリンピックは日程的に連戦が多い。10人の投手がフル稼働しないと到底金メダルには届かない。そんな中、勝負師星野は上原に対し「国際試合12勝無敗」という過去の実績を踏まえたsomething magicalを感じているのだろう。
 私は星野の勝負勘、洞察力を信じる。上原頑張れ。北京では日本を金メダルへ導いてもらいたい。そしてオリンピックをきっかけに復調して、ペナントレースに戻ってきてほしい。1チーム独走態勢でつまらないセ・リーグを、もっともっと面白くしてくれ!

 以上、数年前には考えられなかった阪神ファンの“上から目線コメント”でした。
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