物部の森

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日記風に書いてます。

民主党マニフェスト

2009年07月28日 | Weblog
 先ごろ発表された民主党のマニフェストをホームページからダウンロードして読む。前回2007年の参議院選挙の時のマニフェストのコピーも手元にあるが、それと比較してみてもなかなか興味深い。

 前回は30ページ、そのうち前段1/3は小沢一郎の個人的な?メッセージ(自身の代議士としてのキャリアや、二大政党実現へ向けた思いなど)が占め、その後「3つの約束」(年金、子供手当て、農業支援)と「7つの提言」(雇用、医師不足解消等々)といった政策案へと展開する。「選挙の顔」として党代表に頼りたいのは分かるが、もう少し党の訴える政策を詳細に出してほしかった(まあそれでも選挙は勝ったわけで)。

 今回は23ページと総量は減っているが、政権奪取が現実的に迫っているという覚悟と責任感が前面に出ている。メディアでよく突っ込まれているように、財源についての説明は不足しているものの、各政策を実行する手順まで具体的に言及している。全体構成は、まず「政治家主導の政治へ」などの「5原則」、次に「政府に国会議員を約100名配置する」などの「5策」、そして「税金のムダ使い廃止」といった重要政策を「5つの約束」として掲げ、すべて「5」を基調としてまとめている。統一感があり分かりやすい。本筋とは違うかもしれないが、マニフェストを資料としてつくり込む場合、読みやすい・理解しやすい構成であることは非常に大切な要素である。ここにも工夫が感じられる。少し不満なのは地球環境問題や外交といったグローバリゼーションの視点が弱いところ。ただ「国民の生活が第一。」という上位方針を掲げている以上、この優先順位付けは仕方ないのかも。ぶれてしまうのが一番いけない。

 以前、石原慎太郎が麻生太郎の漢字誤読事件について「政治家にとって“侮蔑・軽蔑”は絶対にリカバリーショットできない」と言っていたが、その通りだと思う。自民党がこの宰相を掲げて選挙を戦うのは難しい。次の衆議院選挙で民主党が勝つ確率は相当高い。そうなるといよいよこのマニフェストが現実味を帯びてくる。P(計画)で終わらないよう、D(実行)、C(振り返り)、A(軌道修正)へきっちりとつながっていくことを期待する。



【おまけ -どうでもいい話-】
 マニフェストの表紙のスローガンに句点「。」が入っているのがオモシロイ。「国民の生活が第一。」、「政権交代。」とか。「モーニング娘。」、「ほっしゃん。」の二番煎じか。「キッパリ言い切っている」というニュアンスを出したいのかな?
 「藤岡弘、」のように読点「、」を入れて、「未完成だがこれから進んでいくんだ」という意味を込めるという手もアリだと思う。実際、藤岡弘、はそういう意味で「、」を入れているらしい。ただし私の中では仮面ライダー1号のイメージから進んでいない・・・。
 ま、ホンマどうでもええよね(^_^;)
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (yamy428)
2009-08-08 21:45:00
本田美奈子.は「.」だから終わってしまったということでしょうか。。
マンモス悲ピー。
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Unknown (モジャン)
2009-08-10 08:08:15
あと☆マーク入っている人もいますね。
「つのだ☆ひろ」とか「ゴー☆ジャス」とか。
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