らくごなう~2020.09.05
松の絵の高座
40名限定の客席
たっぷり三時間の充実の落語会。
一、笑福亭夢二・・・・・「東の旅・発端」
今、上方落語で「東の旅・発端」させたら、いちばん充実しているのが、
夢二さん・・・・私でも6月からの三カ月で既に5回聞いていますが、
回を重ねるごとに余裕もあり、この単調な話でも笑いが増幅。
ますます楽しみでおます。
二、露の紫・・・・・・・・・「江戸荒物」
紫さんのパワー全開の高座。
パワー全開になればなるほど都師匠に似てくる紫さん。
主任で大ネタ披露、今から楽しみですな。
三、笑福亭鶴二・・・・・「胴乱の幸助」
元々、今年の独演会で演じる予定だった「胴乱の幸助」。
喧嘩の仲裁が趣味だとは、変な趣味があったもんですが、
趣味とは、普通に考えて度が過ぎて、集めたり、熱中したり、
周りがあきれた時点んで、その趣味は本物です。
それと、趣味と仕事、プロとアマ、この境目も微妙でおますな。
でも、鶴二さんの「胴乱の幸助」、もちろん、よろしおましたで・・・。
四、出演者全員・・・・・「おしゃべり研究室」
今日は本来「彦八まつり」の日。それで彦八まつりの思い出を。
毎年実行委員長が持ち回りで、その委員長の好みが色濃く演出。
梅団治さんの鉄道好きとか、相撲好き、綱引き、結構落語家さん
しゃれ以上に真剣に取り組んでケガ人出たことも。
一番の楽しみは、間近に見れてお話なんかもできること・・
でもこの時期、残暑で暑いか、台風や夕立で\等で悩まされるか\、
と言いながら、来年は二年分派手にお願いしたいですな。
五、笑福亭呂好・・・・・「¥の縁」(作・くまざわあかね)
2024年に、新札に変更、
それに伴い今までの歴代の紙幣の肖像になった方が
一堂に介して親睦会を・・・・・のお話。
渋沢栄一(一万円札)、津田梅子(五千円札)、北里柴三郎(千円札)。
福沢諭吉、樋口一葉、野口英世、紫式部、新渡戸稲造、夏目漱石。
額面は気になりますが、肖像じっくり見ることあまりありませんな。
渋沢さんいちばん贔屓にしたいですな。
六、桂治門・・・・・・・・・「夢の皮財布」
江戸落語でいう「芝浜」。
あの三木助さんが朝明けで財布を引き上げるところは割愛して、
トントン拍子にすすんでいく、あの鼻につく夫婦の人情噺のところも
あっさりと・・・雀三郎さん風で、この薄味の「芝浜」、いや、「夢の革財布」も
良いもんでおます。
らくごなう
2020年9月5日(土)午後2:00開演
寺田町・瑞光寺
一、笑福亭夢二・・・・・「開口一番」
二、露の紫・・・・・・・・・「江戸荒物」
三、笑福亭鶴二・・・・・「胴乱の幸助」
仲入り
四、出演者全員・・・・・「おしゃべり研究室」
五、笑福亭呂好・・・・・「¥の縁」(作・くまざわあかね)
六、桂治門・・・・・・・・・「夢の皮財布」
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