ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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せんしゅう亭~桂かい枝

2017-11-11 11:11:11 | 浪切亭・せんしゅう亭・落語

せんしゅう亭~桂かい枝

本日は地元での落語会。

今、一番油の乗りきっている、かい枝さんの登場。

一、桂白鹿・・・・・・・「煮売り屋」

文鹿さんのお弟子さんで、初めての出会い。

白鹿さんの名前が辰馬さん、白鹿酒造の正式の会社名が「辰馬本家酒造」なので
文鹿さんのお弟子で、白鹿と、これしかないという名を頂く、何かご縁を感じますな。

弟子入りして丸三年、声も大きくしっかりした口調で、
師匠ゆずりの奇をてらう事もない、どっしりした高座。

「煮売り屋」、どじょう汁、くじら汁まで、じっくりと、
先行き楽しみな高座でおました。


二、桂華紋・・・・・・・「ふぐ鍋」

こちらは、高槻の初高座に出会えた、華紋さん。
あれから、まだ4年ですが凄い、最初から上手かったが、更に磨きが。

ああ、マクラで、「私の親戚にノーベル受賞者が・・・・。」
あの、今年のイギリス在住の、“カズオ・イシグロ”さんが、奥さんの遠縁に。

奥さんで三親等、華紋さんで六親等とか、でも親族にノーベル賞、受賞者とは。

噺は季節に因んでの「ふぐ鍋」、この噺最初に聴いたのが師匠の文華さん。
師匠の味そのままの一席、全てよし、身体がほこほこ温まる噺。

今後ますます、新しいネタ聴きたくなる、成長株の筆頭、華紋さんでおますな。


三、桂かい枝・・・・・「子は鎹」

この頃、地方での落語会も多く、絶好調のかい枝さん。

楽しいマクラで、たらたらと、男女の中、夫婦とは、さて何をしてくれるのかと期待。
していると、「出て行け」・・・・「この子は連れて行きます、寅ちゃん・・・・」
ああ、“子は鎹”や、良かったですな・・・。

親父の素朴さがでていて、お花さん、寅ちゃん、三人三様のバランスが良い。

途中ほろりとさせるところもアリィの、でも湿っぽくならない程度の人情噺に。

私は、かい枝さんの「子は鎹」好きですな・・・
・・・・心をほっこりと温かくしてくれた一席でおました。



せんしゅう亭~桂かい枝
2017年11月11日(土)午後2:00開演
岸和田浪切ホール・交流ホール


一、桂白鹿・・・・・・・「煮売り屋」
二、桂華紋・・・・・・・「ふぐ鍋」
三、桂かい枝・・・・・「子は鎹」

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