ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

図書館友の会岸和田再発見教室・公開講座~202308.05

2023-08-05 17:17:17 | 暇・学習
図書館友の会岸和田再発見教室・公開講座~202308.05

三時間に渡る、井田寿邦さんの講座。やはりピンポイントの題材でありながら飽くことなく聞けたのは、地元で馴染みがあるからでしょうか。分かり易く、ありがとうございました。

講座は、日根荘にみる荒野開発と年貢の徴収。まさに開発と言いながら、領地を広げ、そこからの年貢を巻き上げる。まさに今の政治と同じ。カジノを作りそこからの税を巻き上げる、領地を広げるために戦争を仕掛ける。1000年経った今での同じことをやっているとは、情けないことです。

利権、権力、家系を大事にして、庶民のための言いながら、どこか歪を感じるのは今も昔も一緒・・・残念。

図書館友の会岸和田再発見教室・公開講座
日根荘にみる鎌倉期と戦国期~荒野開発と年貢徴収~

2023年8月5日(土)午後1:30開演
岸和田市立八木市民センター・2階・講座室1

講師:井田寿邦




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ごまめ自家製ひやむぎ・949~2023.08.05

2023-08-05 11:11:11 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製ひやむぎ・949~2023.08.05

“ひやむぎ”

結構好きなんです、冷や麦、細饂飩のようでうどんでなく、素麺のようでそうめんでなく、それは何かと尋ねたら、冷や麦、ひやむぎ。嫁さんは素麺のスルリ感がないと言いますが、私は逆に麺としてのその存在感が好き。でも茹でる時間でいうと、二分の素麵は暑い夏には便利ですな。


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山崎方代の百首~藤島秀憲

2023-08-05 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆☆

仲人さんによって、苦手な人もだんだん好きになる。
短歌って不思議です。読み手によって歌の理解度、奥の奥の心理が見えてきたときにいままでとは違って、同じ短歌が輝きを増す。

なんとなく、とっつきに難かった、山崎方代さんの短歌のおもしろみがじんわりとわかり出してきた。大正三年生まれだったので、この自由奔放なる短歌は周りとはさぞ浮いていたことでしょう。でもこのユーモア感、私の目指す歌と相通じるものもあり、継続して注目したい歌人でおます。

素敵な歌はたくさんありましたぞ。

とぼとぼと歩いてゆけば石垣の穴のすみれが歓喜をあげる
今日はもう十一月の二十日なり桐の梢空に桐の実が鳴る
ふかぶかと雪をかむれば石すらもあたたかき声をあげんとぞする
亡き父もかく呼んでいた道ばたに小僧泣かせの花が咲いている
焼酎の酔いのさめつつ見ておれば障子の桟がたそがれてゆく
酒を売る店のおかみとたちまちに親しくなりて変えてゆく
人間はかくのごとくにかなしくてあとふりむけば物落ちている
耳の無い地蔵はここに昔より正しく座してかえりみられず
あかあかとほほけて並ぶきつね花死んでしまえばそれっきりだよ
一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております
北斎は左利きなり雨雲の上から富士を書きおこしたり
ことことと雨戸を叩く春の音鍵をはずして入れてやりたり
今日もまた雨は止まない耳の穴釘の頭を入れて出しおる
死ぬ程のかなしいこともほがらかに二日一夜で忘れてしまう
くちなしの白い花なりこんなにも深い白さは見たことがない
机の上に風呂敷包みが置いてある 風呂敷包みに過ぎなかったよ
ことことと小さな地震が表からはいって裏へ抜けてゆきたり
どうしても思い出せないもどかしさ桃から桃の種が出てくる
暮れに出た友の歌集はすばらしい夏の雀は体がだるい
欄外の人物として生きて来た 夏は酢蛸を召し上がれ
丘の上を白いちょうちょうが何かしら手渡すために越えてゆきたり

藤島秀憲さんの批評から
・短歌は全ては言わない。七十で歌い。残り三十は読者に想像してもらう。
・どちらが本当の自分なのか自分でもわからなくなってくる「粗忽長屋」状態
・短歌を作るとは人生を三十一音に濃縮することだ。
・人間一人の語彙なんてたかが知れてる。自分の言葉での表現が大切。


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ごまめ自家製そーめん・948~2023.08.04

2023-08-04 12:12:12 | うどん・蕎麦・そうめん

ごまめ自家製そーめん・948~2023.08.04

“にゅうめん”

細い麺が続きますな。にゅうめん。でも主役二枚目の写真にちょこっと写っているお稲荷さんさんです。それと土佐から取り寄せたかつおのたたき。夏にはこのようなあっさり目のメニューがよろしおますな。


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歌集・短歌になりたい~絹川柊佳

2023-08-04 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆

青春の歌っていいですよね。どこか初々しく、幼くて、そこが魅力。

兄のものだった机をひらいたら一円玉がいっぱいあった
君の目が泣きだしたことに触れないで話し続けた駅のドトール
眠るだけ眠くなくても眠るだけ眠れなくても目を閉じるだけ
カフェオレを服にこぼしたそのことが雨の火曜にちょうどよかった
明日から無口と決めて花を買う財布の中に二万円ある
自転車で前を通ればたっぷりと角度を変えたタワーマンション
悩みごと溶けたみたいに降る雨がぬかるみにまた水を与える
無印良品のカーディガン 思っても黙っていることが増えてきた
そば屋の前の大きな甕を覗きこむ金魚がいることを期待して
すき間から電車が走るのが見えてなぜだかとても懐かしかった
忘れられない 限られた時間の中でうまく選べた駄菓子の感じ
四つ葉かと思ったら三つ葉が重なってそう見えただけ プレゼントだよ

青春って、いいですよね。


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歌集triste~川崎あんな

2023-08-03 07:07:07 | 本の少し
☆☆

字を見て、字を読んで、そして感じる。漢字、ひらがな、カタカナ、口語体に文語体、新仮名づかいに旧仮名づかい。ひらがなの旧仮名遣いで詠まれる川崎あんなさん。詠まれていることは今の何気ない事がらなのに、どこか万葉の世界を彷彿させる。
でも、読みにくいったら、ありゃしない・・・せっかちの私には波長が合わない歌が続く。

なぜか、一般にカタカナなのにひらがな表記している言葉
〈ふりうす〉、えんじん、ふぉぐらんぷ、しるゔぃあ、ぷらん、しゃんぷう、しゃわきゃっぷ、ぷりんと、めろでぃ、ふらんす、こすもす、ふらいぱん、えんじんとらぶる、まれえしあ、らうまんちつく、〈ぐのしえん〉、〈えちえんぬ〉、むしう・ccぁるさん、ぶるがり、あねもね、ぴんく、ぶるうぐれい、とーん、〈ぐりーんすりーゔ〉、ふぉるむ、ぶりりあん、らゔぇんだあ、かいぜる、はろげんらんぷ、ぶるうしーつ、めろでぃ、くろーぜっと、ぴんくいろ、すわんぼーと、すわろうすきい、ふろんとがらす、ぱあぷる、しゃぼん、ぼーるぺん、ぱいろっと、ゔぃじよん、はろういん、くりすますかあど、

カタカナ表記を漢字に置き換えてる言葉
袖無し下着(キャミ)、如雨露(ジョウロ)、加熱調理機(オーブン)、寶芭蕉(バナナ)、牛乳麺麭(牛乳パン)、山崎製麺麭(山崎製パン)、作り茸(マッシュルーム)、木炭色(チャコール)、前照灯(ヘッドランプ)、露臺(テラス)、確認表示灯(パイロットランプ)、酢酸絹糸繊維(アセテート)、人造絹糸(レーヨン)、

何と頭の中での変換に、「間」ができますな・・・いらいら、するでおます。

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ごまめ自家製そば・947~2023.08.02

2023-08-02 12:12:12 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製そば・947~2023.08.02

“天ぷらきざみそば”

五割蕎麦の生麺で“天ぷらそば”を。海老天ではなく、イカ天、そして薄揚げを焼いて九条ねぎを入れての一杯。暑い日にも、汗をかきながらの温かいそば、美味しおます。
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牧野富太郎植物画集~高知県牧野植物園所蔵

2023-08-02 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆

朝ドラ「らんまん」でこの頃目にしている牧野富太郎さんの植物画。
そのままの絵が並ぶ画集。いかに富太郎さんが自ら石版で製販印刷をして自費出版した苦労の「図篇」はテレビを通してだがこうして目にすると、どの植物画も細い筆で描かれており、どんな小さな部位まで解剖してふんだんに盛り込みながら、それでいて枠に中に美しく配列されている。
そこには、植物に対する愛情と慈しみ、どこかユーモアを感じさせる人間性にあふれています。

テレビの画面からは一歩前進しましたが、こうなると高知までいって、直筆の本物をみたくなりましたな。





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ごまめ自家製うどん・946~2023.08.01

2023-08-01 13:13:13 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製うどん・946~2023.08.01

“にゅうめん”
夏で暑いのでそうめんと思いきや、冷たいものばかりではイケないので、ここは敢えて温かい“にゅうめん”を。卵でとじて、薬味は茗荷とねぎでアクセントつけての一杯に。お腹にやさしい、夏の“にゅうめん”でおました。
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歌について 啄木と茂吉をめぐるノート~倉橋健一

2023-08-01 10:10:10 | 本の少し
☆☆☆

私が短歌でお世話になっている「岸和田図書館友の会」の「詩」と「文章」の教室の講師を永年されている倉橋健一さんの本。啄木と茂吉の短歌について書かれているので早速読んでみる。しかし図書館にあったのですが、持ち出し禁止の本なので、館内で一気に読んでしまう。

走り書きにメモしたのは・・・、
短歌や俳句という短詩型の文学は「集中」と「縮み」であると。
茶道の要義は、「不完全なもの」と崇拝するとある。人生とは不可解なもののうち、何か可能なものを成熟しようとするようなものである。
啄木にとっては、短歌は一つの玩具にに過ぎないと。
茂吉が褒めた、啄木の歌「焼跡の煉瓦の上に小便をすればしみじみ秋の気がする」
明治40年が、口語自由詩の分岐点である。
啄木と「自然主義」「湾曲的思考」
斎藤茂吉と伊藤左千夫の師弟関係
啄木にとっての「妻節子の家出」と「大逆事件」
茂吉の言う「四三調の結句」〇、「三四調の結句」✕
短歌の主観的情緒詩を科学的算術的にのべる
茂吉は短歌は「意味の連続性でも要求する」「単心なるものがいい」「単心は深きを意味し、印象なることを意味し、さらに個性的な性質のものだ」
「作歌の際は出鱈目に詠む」「歌のこころで詠む」「Drang」
「啄木」と「牧水」
晩年「歌など捨ててもよいと言い切った」啄木と、「何がなんでも万葉を様とする伝統詩歌としての歌を守りたい」という茂吉。相反する位相ですが・・。

そしてこの本ある面、倉橋先生の青春ノートでありともおっしゃってる。
あらゆる面でますます、深く知りたくなる、ということで、一度我が短歌会に倉橋先生をお呼びしてお話をお聞きしたくなりましたな・・・。



 
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