視界10メートル未満と思われる八幡高原の濃霧の中を用心して走って何とか霧ヶ谷湿原に辿り着きました。折角ここまで来たのですから、悪条件の中ではありましたが湿原を縦断してみることとしました。いくつかの花を見落としてはいますが、夏の湿原を彩る多くの花々に出会うことが出来ました。〔7月11日(土)〕
↓ ミズチドリ(ラン科ツレサギソウ属)の花が咲くと高原に夏が来たことを確信します。
↓ 早くもヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)が満開に近い状態でした。多くの蝶たちがこの花に集うことでしょう!
↓ コバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)も続々と花を膨らませていました。
↓ クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)は湿原に広く分布して咲いています。
↓ 濃霧に霞むハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)の林です。梅雨の時期らしい景観かと思います。
↓ ノハナショウブ(アヤメ科アヤメ属)が最終盤ながら綺麗な姿を見せてくれました。園芸種の花菖蒲の原種と言われています。
↓ チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)が咲き始めていました。やがてこの原はこの花の薄いピンクに染められるでしょう。n
↓ 独特の形をしたクララ(マメ科クララ属)が咲いていました。全草が有毒と聞きます。ご用心!
↓ サワヒヨドリ(キク科ヒヨドリバナ属)が直立した美しい姿勢で咲いていました。
↓ オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)も広範囲に咲いていました。
↓ 霧の中で一際目立つ紅葉でした!
↓ ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)が湿原の周縁を白く彩っていました。
↓ 竹トンボのプロペラ状のものはカエデの花のようです!はて、何カエデ??
↓ やはりこの季節の湿原にはこの花を忘れてはいけません。目いっぱい咲き誇ったハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)です。
↓ 花を閉じていましたが、オオマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)の花でしょうか。
↓ カキラン(ラン科カキラン属)。霧ヶ谷湿原にはない花ですが、折角の機会でしたので旧知の自生地を訪ねました。
↓ イタドリ(タデ科ソバカズラ属)の花です。霧の中で真っ白な花が印象的でした!
↓ ササユリ(ユリ科ユリ属)がまだ健在でした。